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二度目のペアウォッチ

 

取り立てて時計が好きと云う訳ではないのですが、勿論嫌じゃありません。

 

今はiPhoneが時計として必要にして充分な機能を持っていますから、腕時計をするのを忘れて出掛けても問題になることはまずありません。

 

でも…でも何か足りない…

画竜点睛を欠くとまでは云わないまでも装いとしての最後に締める何かを忘れている感じでしょうか。

 

それはベルトにも同様の事が云えて、機能としては履いたものがずり落ちるようなフィット感のないものは持ち合わせていないのでベルトもなければなくてもいい。

 

でも…でも何か足りない…(笑)

 

つまり時計もベルトも現在においてはそれに機能は求められていなくて、料理で云えば調味料、隠し味の類いを期待されているのでしょう。

 

その時々の装いにいかにもそれらしく魅せる、感じさせるためのアクセントとしての小物という事でしょう。

だからこそ時計も着替えないと…

 

調べてみたら「なぜ、時計も着替えないの。」というコピーは79年にセイコーが打ち出したものなんですね。

でも時計を着替える事の大切さをセイコーよりも前から提唱していたのがVANの創業者 石津謙介氏だったと記憶しています。

 

そんな石津先生の影響もありドレスシーン、カジュアルシーンとTPOに合わせる事が出来るだけの時計は持っています。

 

ただ昨年のクリスマスプレゼントを考えている時にふと思ったんです、そういえばペアウオッチってDIESELのカジュアルなものしか持ってないな…

 

我が家は比較的家内と二人で出掛ける事が多く、ジーンズはDIESELがお気に入りだったのでTPOの共有を考えて以前に購入したものでした。

 

そんな経緯から昨年のクリスマスプレゼントはペアウォッチに決めて手に入れたものです。

 

僕はイタリアデザインがお好き、家内はパリエンヌが憧れの二人の感性の落としどころとしてarmaniは程よかったようです、家内のこぼれ落ちるような笑顔が印象的な昨年のクリスマスプレゼントにまつわる小話でした(笑)