遅ればせながら先日babarinaと「star wars/フォースの覚醒」を観てきました^ ^;;
この映画はある意味でSFファンタジーの元祖かもしれません。
相変わらずの豊かな想像力でのキャラクター創出には磨きがかかり、劇的なSFX技術の進歩により映像は作り物とは思えないリアリティがあります。
ただ一番驚いたのは過去の主人公たちの老けっぷり(笑)
一作目の公開が1977年ですから今から40年も前になるんですね、それはそうでしょう>_<
そこで今までの僕の映画史をダイジェストでまとめてみました^ ^
年の離れた跳んでる姉貴と供に
過去のブログでも触れているような気がしますが僕が映画館で初めて見た映画は、ダスティン・ホフマン&キャサリン・ロスの「卒業」でした。
印象に残っているのは真紅のスポーツカー^ ^;;
それと内容は全く覚えていませんが邦画の「絶唱」も姉貴に連れられて観た記憶があります。
何故かタイトルだけを覚えています^ ^
「卒業」ではミセスロビンソンがダスティン・ホフマン扮するベンジャミンを誘惑するシーン、「絶唱」でも接吻(笑)の場面があったと思われますが、そんな色っぽいカットでは姉貴から手で目を塞がれたものです^ ^;;
よく働きよく遊んだお洒落な母と供に
母も洋画が好きでした。
中でも映画は「風とともに去りぬ」が、女優はオードリー・ヘップバーンが大のお気に位入り^ ^
そんなこともあり母とは何度目のリバイバルかは知る由もありませんが「風とともに去りぬ」「ローマの休日」を観に行きました。
その影響もあるのでしょうか、今でもビンビアン・リーのように上がり気味の眉毛で若干左右が段違い平行棒のように違いのある女性に惹かれ気味です^ ^;;
オードリー・ヘップバーンはリビングルームの壁に飾ってあります^ ^;;
ハンフリー・ボガードとチャーリー・チャップリンも母と供に行った映画で知りました。
トレンチコートとセンタークリースがトレードマークの渋いボギーは「カサブランカ」で知り、ブカブカのズボンとピチピチの上着に山高帽というユニークな出で立ちのチャップリンとは「モダンタイムス」で出会いました。
両極端なキャラクターの二人でしたがどちらも魅力的でした^ ^
それ以外にも映画監督のヒッチコックを「鳥」で教えてくれたのも母だったと思います。
お着物を着て日傘を持った母に連れられて映画館にを足を運んだ日々が蘇りますね^ ^
その時の母の柔和な笑顔、微かな白粉の香り、絹擦れの音。。。遠くもまた鮮明な母との思い出の一つです。
人生で一番映画を観た高校時代
高校生になると親友の親類が映画館を経営しているということでよく無料の鑑賞券をもらいました。
そんなこともあり高校時代は通院とかの名目を付けては午前か午後の授業を自主的に回避し(笑)映画館に通っていました^ ^;;
高校三年の頃だったと思いますが、それまでに観てきた映画のタイトルを総て大学ノートに書き記したことがありました。
結構な数のタイトルが書き出されたと記憶してます。
残しておけば本当にいい思い出になったのですが若い頃はそれが大切な思い出になるなんて分かりませんからね>_<
そんな数あるタイトルの中から「恋愛系」でフィルタすると「小さな恋のメロディ」と「ロミオとジュリエット」が挙げられます。
「小さな恋のメロディ」は「卒業」と同じように過去のブログでも触れたと思いますがとても素敵な映画でした。
トレーシー・ハイドのライトブルーのギンガムチェックのワンピースがとても可愛くて印象的で、妙にロンドンぽくって^ ^;;
今でも街中でライトブルーのギンガムチェックを見かけると思わず目で追っちゃいます>_<
それとオリビア・ハッシー主演の「ロミオとジュリエット」
シェクスピアの代表作の一つですからストーリーは云うに及びませんが、スクリーンに初めてオリビア・ハッシーが映し出された時、「世の中に本当にこんなに美しい人がいるの???」と驚きを通り越して、息が止まる、腰が抜けるぐらいの衝撃でした^ ^;;
そのオリビア・ハッシーはあろうことかの布施明と結婚したことがあるんですね>_<
友情系といえばこの二つを即答します、「明日に向かって撃て!」と「スティング」
どちらも素敵な映画でした。
その頃の僕はロバート・レッドフォードに憧れを持っていたのですが、年とともにポール・ニューマンの「人間臭さ」に惹かれるようになりました^ ^;;
僕にも無二の親友が三人いますが(じゃあ無二じゃないでしょうという話は置いといて^ ^;;)、この映画では男の友情というもが沁みましたね^ ^
男という動物はどこか少し悪いコトにスリルを感じる質なのでしょうか「明日に向かって撃て!」は銀行強盗、「スティング」は詐欺師。。。
今ではもうありませんが僕も若かりし頃には道路交通法の制限速度を超過する「悪いコト」にスリルを求めていた時期があったようです^ ^;;
僕が本格的?に物理や宇宙に強い興味を示し始めたのは大学の一般教養で物理学を専攻してからです。
今でも感謝してますがその時に物理を担当してくれた教授は、一年の授業を通じてアインシュタインの特殊相対性理論と一般相対性理論を教えてくれました。
こうして文系の僕は物理や宇宙の神秘に惹かれていった訳です^ ^;;
ただその伏線はありました、子供の頃から星空を見るのが大好きでしたし磁石の力にも人一倍不思議を感じていました。
そんなこともありSF系では「猿の惑星」と「2001年宇宙の旅」は外せません。
どちらもストリーは有名ですがともにラストが余りに衝撃的で暗示的でした>_<
「猿の惑星」は実は地球であったことがわかるラストの砂に埋もれた自由の女神像、「2001年宇宙の旅」はプロローグで流れる「ツァラツストラかく語りき」と映像からして暗示的>_<
ラストは余の衝撃に夢でも見たんじゃなかったかな。。。
現在歳から考えるとハイパーデジタルオヤジですが「2001年宇宙の旅」の影響もあるのでしょうか、どこかでデジタルを信じてなくAI(人工知能)に驚きよりも静かな恐怖脅威を感じている一人です。
未知なる世界、禁断の果実、衝撃の扉という意味ではこのふたつ「エクソシスト」と「エマニエル夫人」でしょう>_<
日本にも何かに憑かれたという話を聞いたことはあるような気がしますが「エクソシスト」は西洋版悪魔払いです。
印象的だったのはこの映画の前半がまるで素人がホームビデオでドキュメンタリーでも撮ったような実に静かな映像から始まっていったということです。
その後展開される主役のリンダ・ブレアの首が360度回転する場面や空中に浮くシーンなどが鮮やかすぎる異様さだったので、まるでラベルのボレロの曲全体を通してppからffに変わるような感じを受けました。
「エマニエル夫人」は当時の自分の脳でイメージできた愛や性欲という世界を飛び越えて異次元に連れて行かれたような衝撃を受けました>_<
映画から学んだ服飾
ここからは高校時代以降の映画で様々な影響を受けたタイトルです。
まずはファッション業界人間だったので人一倍服飾には関心があったのですが映画から服飾を学んだ三本^ ^
ロバート・レッドフォードとミア・ファローが共演した「華麗なるギャルビー」の服飾は全てラルフ・ローレンによって行われました^ ^
この1920年代のロングアイランドを舞台にしたこの映画のエレガントな服飾は素晴らしいものでした^ ^
そしてブリティッシュトラッドの粋を見せてくれたのが「炎のランナー」
僕の記憶が確かならばこの映画の服飾コーディナーターはアラン・フラッサーだったと記憶しています。
最後はアメリカンジゴロ。
この映画の主人公の服飾は今をときめくジョルジオ・アルマーニ^ ^
映画はには様々な楽しみ方があります^ _<
未知なる科学とサイコロジー
奇しくもジョディー・フォスター主演の映画が続きますがDVDまで手に入れてしまったのが「コンタクト」
この宇宙、正しくは異次元かな?をテーマにした映画は宇宙、次元について深く考えさせられました。
僕も地球外知的生命体探査のSETIに数台のMacを参加させていましたので引き込まれましたね^ ^;;
それとサイコロジーの映画では「羊たちの沈黙」
人間の思考や意思、そして判断というものの本質を問われたような印象を持っています。
理想の「老い方」 年を重ねた方が素敵
ここでは味のある老い方で魅了してくれた俳優にスポットを当ててみます。
007シリーズ「ロシアより愛を込めて」でボンド役を演じたロジャー・ムーア。
その時の彼の印象はニヤけ過ぎのすけこまし(ファンの方ごめんなさい>_<)
ところが「レッドオクトーバーを追え」で歳を重ねた彼はすごくっカッコイイ!
味のある素敵な加齢ぶりにこのタイトルを何度かリピして観てしまったほどです。
もう一方はロバート・デ・ニーロ。
彼はロジャー・ムーアとの印象は違い「ゴットファーザー」や「タクシードライバー」でもいい味が出てましたが、いい加減のオヤジになってからが一番魅力が出ていたと思います。
マラビータでもその魅力を存分に発揮していたと感じましたが、やはり僕自身がイタリア系に弱いのかな^ ^;;
体が動かなくなってきてる分?憧れるな...
今一番好きなジャンルがアクション物^ ^;;
多分に自分の体が意思とは裏腹に思うように動かなくなりつつある現状からの憧れなのかも>_<
このジャンルでの御三家は「トランスポーター」「007」「ミッション・インポッシブル」で決まりです^ ^
特に好きなのがジェイソン・ステイサムが主演の「トランスポーター」シリーズです^ ^
イギリス人のジェイソンが演じるのは退役イタリア人。身につけるものは有名デザイナーの手によるクラシコイタリアのベーシックなスーツ、乗る車はドイツ車のBMWかAudi。
何しろカーアクションがリアリティのあるど迫力で、しかもドライビングテクニックが凄い>_<
続いて今までのイメージを変え寡黙なボンドを演じたダニエル・クレイグ主演の「007」
賛否両論あるようですが僕はダニエル演じるボンドが一番好きです^ ^
ここで使われる車はアストンマーチン、もちろん英国の車です。
最後は「ミッション・インポッシブル」
トムクルーズが主演のこの映画は特に車にこだわりはないようですが、何しろハリウッド映画らしい印象的なアクションがもれなく付いてきます^ ^
定期的に観たくなる心に沁みる映画
よく考えると何度も観てる。でもまた観たいな〜って思う映画ありますよね?
数あるその手の名画の中で選んだのはこの二つです^ ^
「ニューシネマパラダイス」は幼い頃実家のすぐそばに映画館があったこともあり、自分の思い出とこの映画が交錯するんです^ ^;;
ヨーロッパ映画らしさ溢れる心温まる名作です。
残る一つは邦画になりますが「ALWAYS 三丁目の夕日」
多くを語る必要のない映画ですが何度目かをchojolyと一緒に観た際、彼女が泣きながら「昭和っていい時代だったんだね」と云ってたのが忘れられません^ ^;;
エピローグにはいつだってこの二人
さて最後に。。。
映画もテレビで放映されるようになってからは映画好きの母をはじめ家族でよく映画劇場を楽しんだんものでした。
その時の顔がこの二人、淀川長治さんと小森のおばちゃまこと、小森和子さん^ ^
淀川さんは独特の間と表情で映画の解説をしてくれ、最後はおなじみの「さよなら」の三連発^ ^;;
どこかで淀川さんのエピローグを見るのも楽しみのうちの一つになっていたような気がします^ ^
そして小森のおばちゃま^ ^
こちらはくしゃみが出そうな時に笑顔になるような独特の表情と、スローテンポのゆったリズムまったリズムの話し方が特徴で、決め台詞は「来週はmore betterよ、あなたも頑張って」^ ^
このセリフを聞くと何かいいことありそうな気になった自分がいました^ ^;;
そしてmore betterは「ひと手間主義」として僕の信条の一つにもなっていますが、小森のおばちゃまのセリフの派生であることは疑いようのない事実です^ ^;;
最後は「いや〜、映画ってホントいいものですね〜」の水野晴郎さんのセリフで僕のシネマ・グラフティを締めますね^_<
梅を見に行ったはずが。。。
1970年台後半から80年台前半 Trad三昧の日々