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豊穣の秋。。。五穀豊穣で穀物が実り豊かな秋ですが、五穀には当たりませんが今年は秋刀魚の当たり年!
ということで大好きな秋刀魚の塩焼きは何回か食卓に並びましたね^ ^
余談ですが秋刀魚にはAIMという老化予防物質が含まれているらしく、レモンとの相性がいいとTVで知りました。
それからは焼き秋刀魚にもレモンの絞り汁をかけて食べるようになりましたが、結構美味しいですね^ ^
お馴染みのイタリアン、秋真っ盛りのメニューは。。。
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確か前回はなかったグリッシーニ。
思わず写真を撮る前に食べてしまって、レギューラーの半分ほどしか写っていませんが、今回はありました^ ^
シンプルで濃厚なポッキーのようで結構好きなんです、グリッシーニ。
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今回もアンティパストミストは5種類。
左は石鯛のカルパッチョ。前回もそうだったかな?茗荷が添えられていました。
名称は忘れましたが、プロシュートは少し熱を加えているとのこと。そしてトリュフ風味を纏わせてるとのことでした。加熱された分、少し食感が違いましたね。
鯖を茄子で包んだ焼物も前回と一緒でしょうか。
次はポルケッタというラッツィオ州の名物料理のようで、豚肉の塩漬けのハーブロースト。パンチェッタよりも肉感が出ていて美味しかったですね。
最後はゼッポリーニという揚げパン?
その実ピッツァ生地に海藻を入れて揚げたもので、ナポリならではメニューとか。これが美味しかった〜^ ^
磯の風味をまとった小麦がいい感じでしたね。
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本日の手打ちパスタはタリオリーニ、アニョロッティ、そしてスペルト小麦。。。
小麦!? え〜小麦なの!クスクスじゃなくて小麦?
で、自宅に戻って調べた通ろスペルト小麦とは、現在広く利用されているパン小麦(普通小麦)の原種にあたる古代穀物だとか。
まあ、珍しいものを供してくれますね、ここは^ ^
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タリオリーニは静岡県産の生シラスと赤カブ、それにレモンの絞り汁で纏められていました。
ソースは多分、少量の生クリームにブロードか、ラベトラのように水を加えて作られていると思いますが、そこに生シラスの塩分が加わり、最後にそこそこ強めのレモンの絞り汁が足されて、暑かった今年の夏を懐かしむような、どこか晩夏を感じさせる爽やかさがありました。
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一見ラビオリにも見える、このアニョロッティダルプリンというピエモンテ州の肉を詰めたパスタ。
まあ日本人的視点からすると、餃子と焼売の違いかな?などと勝手解釈していました^ ^;;
この店の料理全般に感じることなのですが、肉汁、特に豚肉のそれの活かし方がうまい、実に上手なのです。
今回のパスタも、まるで小籠包のように肉汁をまとっていて、しかもその肉汁の味が上品。
いつものことながら唸らせますね。
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例の小麦はズッパでとのことでしたが、栗に銀杏、キノコを使った秋ど真ん中食材でのズッパ。
きのこのいい出汁が出ていましたし、栗と銀杏が嫌でも秋の感じを高めますよね。
秋らしい、実に秋らしい一皿でした^ ^
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アナウンスではセカンドペッシェは真鯛と聞いていたのですが、シェフ自らサーブしてくれたのは金目鯛。
添えられてるのは青海苔のソース。
これもいつものことながら皮目はパリッパリです。
そして身は金目独特のふわふわ感に輪をかけたような身離れの良さ^ ^
添えられた青海苔ソースは多分初体験なのですが、初めてとは思えない懐かしさと妙な安心感と、それでも初物らしい今までにない風味にただただ驚くばかり>_<
シェフの話では新潟の青海苔が手に入ったので、それと生クリームでソースを作りましたとのことでしたが、隠し味に何を使えば、どれぐらいの火かんげんでどれぐらい煮込むばこうなるのか。。。
どうしても創り方を覚えたくなる、そんな味でした。
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お肉にもとっておきを用意しておきましたといいながら、同じくシェフがサーブしてくれたのは、アナウンスされた葡萄牛ではなく、なんとジビエ!
鳥取県産イノシシのロースとバラを持ってきてくれました。
添えられてるのはマスタードソースです。
前回が葡萄牛だったからかぶると思いの手配なのか、常連と呼ばれるようになったからの特別なサービスなのか、なしにろ僕たちだけへの、魚と肉の続けての特別メニューでした。
イノシシ鍋は食べたことがあるような気がしますが、よもやイタリアンでジビエを供されるよは思いもよりませんでした。
ミディアムレアで供されたイノシシの肉に臭みは全くなく、柔らかい食感のロースと噛み応えのあるバラが、肉本来が持つ薄い酸味と粒マスタードの酸味が相まって、牛と豚の中間的な風味をうまく引き出していました。
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ドルチェは紅茶のジェラート、梨のタルトにパンナコッタの三種類でした。
タルト系はどこかで口にしている機会が大きのですが、ジャラート、特に紅茶のジャラートなどというものには、この店以外おおよそお目にかかれるものではありません。
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コーヒーにはいつものようにカントゥッチがついています。
この店に来始めの頃かな?よくわからずになんと歯に厳しいビスケット?なんだろう、と思っていましたが、正しい食べ方、つまりコーヒーに浸して食べるようになってからは、逆にお気に入りに昇格しました^ ^
シェフとの会話
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いつも他のお客様もいたので控えていたのですが、今回はアセカンドペッシェとカルネで、僕たちだけにの特別食材をご用意いただいたので、そのことへのお礼も兼ねて少し話をしました。
「いや、いつものことなが本当に美味しかったです、ご馳走様でした」
「そういっていただけると嬉しいです」
「金目鯛も火通しが完璧、それにあの青海苔のソースは圧巻でした」
「たまたま新潟産のいい青海苔が手に入ったもので」
「イタリアンに限らずフレンチでも、会席でも同じことがいえますが、どれかの皿は口に合わなかったというのがあるものですが、この店では今までそれがない。
正に何を食べても本当に美味しんですよ」
「ありがとうございます、そう言っていただけると嬉しい限りです。
ところで〇〇さんの〇〇ですよね、こちらに用事があってそのついでにお立ち寄りいただいているんですか?」
「いいえ違いますよ、この店に、ここのイタリアンを楽しむ目的のためだけに車で一時間以上のドライブで来ているんですよ」
確かにそうでしょう、こんな思いもよらないような場所に、名だたる都内の名店とも十分戦える力量を持つイタリアンがあるなんて誰も思いもよらないでしょうから。
そしてシェフも立地の悪さを認識しているからの会話でしょう。
ただ僕が感じるのは。。。悪立地は理解していても、凄腕イタリアンの力量は理解していなんじゃないかな?(笑)
今回も本当に全て美味しかったです、ご馳走様でした^ ^
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