お久しぶり~!
2001年、今からかれこれ20年近く前にリリースされた、竹内まりやの「今夜はHearty Party」という曲があります。
曲の中に「パーティやろうぜ」「愛してるよ」とキムタクのつぶやきが入っていて、何かと話題になったのですが、僕はこの曲が大好き。
男だけの時は流しませんが、女子会レベルになったら我が家でのホームパーティはこの曲で幕が落とされます。
今回も女の子3人に男一人。唯一黒一点?で御呼ばれされた男性のハーレム状態は不本意(笑)でしたが、皆気のおけない友人達でノリは女子会。
ということで例年からみるととても遅かった今年初のホームパーティーは、あいにくの梅雨空にもかかわらず「今夜はHearty Party」の曲とともにスタートしました。
Best Menu
今年初、しかも玄関ではハグまでするような間柄の女友達も集まるということで、いつも以上に力のはいったメニューです。
アペリティフはほぼ毎年お世話になってるかみのやま温泉の日本の宿 古窯のオリジナルの梅酒で乾杯としました。
父の他界で辞めたアルコールに、唯一免罪符を渡しているのがこの梅酒。
何しろ宿泊すると食前酒で必ず出てきます。
二年ぶりの?のガールフレンドもいたので、再会を祝してチアーズ!チンチン!
アミューズから飛ばしました(笑)
アボカド、カッテージチーズ、ツナのマリネのイタリアントリコロール寄せ。
要は緑、白、赤のイタリアの国旗をイメージしたセルクル使用の一品。
アボカドはオリーブオイルとレモンの絞り汁、蜂蜜でマリネ。
カッテージチーズには食感に変化ということでクラッシュピーナッツを加えました。
トップに鎮座するツナには同じく食感と色添えスパイス替わりで、ドライソーセージとニンニク、玉ねぎの賽の目切りを加え、味付けは白ワインビネガー、マヨネーズ、塩、ホワイトペッパー、オリーブオイルで。
アボカド、チーズ、ツナの順にセルクルの中に入れいき、綺麗にセルクルを抜いて皮むきしたミニトマトとイタリアンパセリ、エディブルフラワーを添えて完成です。
アンティパストをサーブしたとき「うわ~~っ♡」の嬌声が。
これだから女子会。。。大好きです(笑)
力の入ったアンティパストミストは6品。
今回は今年大豊作?の我が家のガーデンで育った葉物香草類を多用しました。
ド定番カプレーゼはミニトマトとボッコンチーニに自家栽培のブッシュバジルで。
桃とゴルゴンゾーラには自家栽培のルッコラを添えてサラダに。
イタリアンオムレツには同じく我が家で育ったディルを忍ばせてます。
本鮪のカルパッチョは醤油、酒、みりん比率を3対1.5対2の板前仕様の漬けに15分付けてキウイのたたきを添えたもの。
サルシッチャのソースは同比の粒マスタード、マヨネーズ、蜂蜜が効いてます。
キャロットのマリネはバルサミコ、オリーブオイル、蜂蜜で一晩寝かせたもの。
アンティパストミストは様々な素材、味、風味が楽しめて、手間はかかりますがメニューを考えるのも作るのも楽しいですね!
プリモピアットは渾身のパスタ、近頃お気に入りの海老のトマトソース。
手間暇をかけました(笑)
海老は頭で煎餅をつくので綺麗に掃除し、殻も油でカリッカリに揚げてソースに使うので同じく万全の掃除。
いつも通りのトマトソースを作り、別鍋に油ソースを少し移しフープロした揚げた海老の殻を入れてソースの「肝」にします。
トマトの酸味が軽く感じるまで生クリームを足して、そこに皮むきした生の海老を入れてレアに仕上げて取り出し、塩ゆでしておいたブロッコリーも同じようにソースになじませます。
アルデンテ前の固めのパスタをソースに絡めながら熱を通してアルデンテにします。器に綺麗に盛り付けて上から海老の殻の肝ソースをのせ、海老とブロッコリーを盛り付けて、海老の頭の素揚げを添えて完成です。
食通の女の子は一口で肝ソースに言及しましたし、皆さんパスタとしての完成度を褒めたたえてくれました。
嬉しい限り。
我が家のホームパーティに多数参加しているガールフレンドの一人が魚の好き嫌いが多い>_<
そんな中でのペッシェのメニューを考えるのは勉強になります^ ^
今回は火が通っていると平気というサーモンを、彼女だけ極焼きウエルダン、他はミディアムレアで供することにしたサーモンの香草焼き。
使う香草は勿論我が家のイタリアンパセリ。その微塵切りをフープロでパン粉にまぶします。
お皿を彩るリーフもすべて自家栽培。極小の三食のパプリカのマリネは前日から漬け込んだもの。
そして「売り」は枝豆ソース。塩茹でした枝豆を生クリームとともにフープロにかけ、その後裏ごし。
味の調整には塩、ホワイトペッパー、蜂蜜、レモンの絞り汁を使用。
一口口にしての皆さんの感想は、予想通りソースへの賛美。
枝豆の風味豊かなこのソース、どうやって作るの?
いい質問ですね!(笑)
作り手としてはこう言った会話が楽しいんです、ハイ。
カルネはこの季節の食べたなるローマ名物、サルティンボッカ。
イタリア語で「口に飛び込む」という意味の料理で、それぐらい美味しいということでしょう。
またこのサルティンボッカの残りソースで食べるご飯も捨てがたい。
そこでお肉にソース飯まで楽しめる一皿を考えました。
メインのサルティンボッカは牛肉に自家栽培で今年一番の豊作のセージをのせその上にさらに生ハムをおいてセージを包み、全体に小麦を振ってバターでさっと焼く料理です。
牛と生ハムの肉汁がバター、それに白ワインと混ざったソースはそれだけで十分美味しいのですが、僕はそこに少量のレモンの絞り汁を加えます。
これがさっぱり感爽やか感を引き出して、ソースを半歩前に、夏向きに進めてくれます。
付け合わせは自家栽培のルッコラとエンダイブ。
そしてソース飯のご飯はうっすらイエローのサフランライスを添えました。
食べ方のレクチャーをきっちりしたので、お肉を食べ終わった後は皆さん残り汁にサフランライスをまぶして口に運んでいました^ ^
勿論皆さん完食でした。
ドルチェはデパ地下で手に入れるもの、が信条の僕。
ただ。。。恐ろしいものを知ってしまったのです、あろうことかつい最近。
それはとあるTV番組の新発見コーナーでした。
視聴者からの情報でフルーチェなるものを生クリームで作るとめちゃくちゃ美味しいとのこと。
すると出演者達から、普通に牛乳で作っても美味しいのに生クリームなんて反則!うまいに決まってるとの意見。
そのことをbabarinaに話すと過去に何度か作ってるんだけど、とのご意見。
あらら、いらぬ話をしたかな?ご機嫌伺いも含めてこれは僕が作らないと、とやってみたところ、何!この簡単加減、何!この美味しさとなった訳です。
で、本物の果実の桃を入れ生クリームと牛乳のハーフ&ハーフで作ったフルーチェの上に、マスカルポーネと桃をトッピングしました。
ネーミングは高島屋にも出店してる自宅近くの高級フランス菓子屋で、似たようなものがベリーヌと命名されていたのをそのままコピー^ ^;;
僕としてはいい線だったのですが、実際はどうだったんだろう?
食後の珈琲はルーバルで
約二時間強のランチが終わってからのコーヒータイムは、雨の切れ間を狙ってルーフバルコニーでとしました。
三人がアイスコーヒー、僕を含めた二人がホット。
アイスはパーティー開始と同時に一昨年かな?手に入れたミニダッチコーヒーマシンの水出しコーヒーをセット。
ホットはブラジルサントスをコーノ式ドリッパーを使い点滴ドリップで。
コクと香り酸味、苦み、甘みがバランスよく抽出されました。
そして17時近くまで二時間ほど話題は尽きることもなく時間はあっという間に過ぎ去った感じです。
気のおけない気心の知れた友人と過ごす時間はホント早く過ぎ去ります。
やはり時間とは相対的なものかも。。。
Girl friend
6月9日
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