お誕生日おめでとう♡
11月25日が誕生日のjijotty。
幼い頃は僕の永遠のマドンナ、浅野温子に似ているといわれることもしばしば。
あれから三十年弱。。。
似てなくはないものの似てるかといわれると、若かりし頃のbabarinaの方が浅野温子様似だったかな。。。
幼い頃から女の子が欲しがる人形などには関心がなく、動く玩具に興味を示していたjijotty。
そんな子供だったので何でも構造や仕組みに関心があったのでしょう、僕のお気に入りの置時計も解体の対象になってました。
我が家では娘達にファミコンを買ってあげていません。
その代りに小学校に入学すると各々に1台のMacを買ってあげました。機種は確かMacintosh LC520だったと記憶しています。
PowerPC以前のモトローラの68系のプロセッサーで動くオールインワンのMacは一通り何でもできました。
ですが姉妹でもMacへの興味関心の方向性が違い、chojolyがインターネットで「キンキキッズ」と検索すれば、jijottyは僕がMacを解体している場面が一番好きだったようです。
中学生になった頃でしょうか、ハードディスクの増設でMacを解体していたら、そこにjijottyが来てのたもうた。
「私、配線を見るとぞくぞくする」
この言葉を聞いて心配にならない親は少ないと思います。
御願い、普通でいいの普通で、との思いとは裏腹に理数系にめっぽう強くなった彼女。
高校時代は物理は常に学年でトップ、数学も三番以内に入る「リケジョ」だったjijottyは、一時期理工系の最高峰に行けるかもとの夢を見させてくれましたが、落ち着いたのは国立の理系の機械工学部。
百名以上の男子学生に取り囲まれながら四年間を過ごしましたが、どうにも男とのご縁は全くなし。
そして今に至る。。。
お気に入りのイタリアンでバースデーランチ
前日の夜から泊まりに来ていて、その際関西の友人の結婚式に和服で出席した際、着付けの人から兎に角お着物と帯を褒められたと喜んでいました。
それはそうでしょうchojoly、あなたは呉服屋さんのお嬢様だったんですから(笑)
そしていつものように沢山の関西土産を持ってきてくれました。
その晩のご飯は翌日のイタリアンを顧慮して鍋。
どんことアサリでしっかり出汁をとり、メインは北海道産の銀鮭と鶏つみれ。野菜もたっぷり入れて一番大きな三島鍋で作りましたが、皆二階お代わりをしてくれたお陰で完売でした。
前日が、こちらも同僚の結婚式で表参道で半日過ごした主役のjijottyとは、最寄り駅で待ち合わせして、バースデーランチの会場の一番のお気に入りイタリアンへ約1時間のドライブ。
席は勿論予約で、真ん中のベストポジションを用意してくれていました。
コースはいつものフルコース、お誕生日会なので全員大好きなブラッドオレンジジュースで乾杯!
jijotty、32歳のお誕生日おめでとう! ってもうそんな歳?!(本人にはここはカットしました 笑)
少し間のあいたこの店で今回楽しめるパスタは、タリオリーニと焦がし麦のオレキエッテという初物、それと夫婦揃って大好きな通称判子パスタのコルツエッティ。
期待でワクワクしてくる手打ちパスタの数々です。
パンはいつもの三種類。
これもソースをつけて食べるために取っておくのですが、熱々が美味しのでついつい食べちゃいそうになります。
いつもの五種類のアンティパストミストも自分が料理をする分わかります、相変わらず手が込んでますね。
それと毎回どの料理でもきっちりと説明をしてくれるのですが、僕が覚えきれない>_<
ですから折角のいい仕事の料理も素材だけしかわからないことが往々にしてあります。
皿の下段はカルパッチョはシマアジ。
紫玉ねぎがいいアクセントになっていて、多分ソースはハーブではなくアオサですね。
時計回りに次がウサギの肉とひよこ豆を使ったなんとか>_<
ウサギ肉は臭みも癖もなく、いわれないとその存在すらわからないほど食べ役かったです。少し酸味のある感じは全体の味付けなのでしょう。
次はイノシシ。の、カルパッチョかな?
生肉なのハムなの、はたまた生ハムなのか、すごくシンプルにイノシシ肉を食す感じでした。
こちらも同じく臭みも癖もなく、生なので豚じゃないのはわかりますし、牛のミルク感もありません。消去法で馬?イノシシ?となる感じですかね、何しろ味わい深いお肉でした。
イタリアンの料理名は忘れましたが、何しろスルメイカを肝で和えたもので、どうにも日本人にはとても馴染みやすい味です。
もう少しあまじょっぱければ、烏賊のゴロ焼きって感じでしょうか、とても美味しかったです。
最後は二重橋のオステリア デ ル ポンテでも供された鱈のブランダード、食べ比べができます。
鱈とジャガイモがメイン食材のこの料理は、それ以外のニンニク、オリーブオイル、生クリーム、白ワイン、チーズの量や使い方が重要になるように思えます。
結果は。。。夫婦そろってこちらに軍配があがりました。
プリモピアット一皿目は鰯とフェンネルのタリオリーニ。
イタリア名はパスタ コン サルデ。
手打ちパスタのもちもち食感は毎回どのパスタも同じで絶品ですが、この皿は鰯とフェンネルのバランスが絶妙でした。
これ以上フェンネルが多すぎるとハーブの風味が勝ってしまう、その手前で、鰯の生臭感をうまく消しながら生魚の旨味を引きだした感じでした。
塩などの調味料に頼ることなく素材本来の味をうまく引き出しています。
ここに来るとホント料理、イタリアンの勉強になりますが、今回もそもそもそんな小麦があるんですか?という一品が出てきました。
焦がし小麦という代物です。
何でも焼き畑を行った後の残った小麦で、イタリア語でグラノ・アルソというそうですが、その小麦を使ったオレキエッテです。
だからパスタ自体の色が茶色なんですね。
このグラノ・アルソのオレキエッテに合わせたのが、イタリア野菜のチーマディラーパとカラスミ。
なんとも香ばしいオレキエッテは食感も、デュラム小麦のセモリナとは違い強い弾力がありました。微かな苦みとカラスミ独特の塩味が交じり合い、グラノ・アルソの香ばしさと相まって複雑な美味しさを演出していました。
この店に通いだして数回目に出会ったのがコルツェッティでした。
その時も鶏と一緒に供されたと記憶していますが、その時の美味しさが忘れられずにいました。
何故かその後、コルツェッティに出会うことがなく少し寂しい思いをしていたのですが、今回再会することになりました。
しかも同じく鶏、大山鶏とクルミのクリームソースです。
周りには塩味のきいたペコリーノロマーノが配されていました。
一口口にすると棒状にはない口全体に絡まるようなもっちりとしたパスタの食感と、上品な鶏の旨味と生クリームが織りなす至高のソースが絡み、塩気の多いペコリーノが又さらにソースの甘みを引きだす感じで、正に快感でした。
三皿ともどれも各々個性が際立った美味しさでしたが、家族揃って本日の一番にあげたのはコルツェッティでした。
セカンドペッシェは鰤の香草パン粉焼きに野菜のクレマ。
香ばしい香草の下の身はふわっふわで美味。
さらにそれを引き立てたのが三種類の野菜のクレマで、各々鹿児島産の生グリンピースのソース、カリフラワーのソース、バーニャカウダソース。
どれも各々素材の個性が活きていて美味しかったのですが、特筆すべきは生グリンピースでしょう。
僕は好きなのですが人によっては青臭いと評されるグリンピース。しかしこのソースは多分生のグリンピースが持つものでしょう、独特の軽やかな甘さがグリンピースの濃い味よりも表に出ていて美味しかったです。
鰤の下に敷かれたモロッコインゲンはバーニャカウダソースで食してこれも美味。
多すぎるぐらいのソースで満足度はワンランクアップでした。
カルネはハンガリー産の真鴨のロースをイチゴとポルト酒のソースという珍しいソースでいただきました。
さらに、シェフからのバースデープレゼントで、なんとこの時期だけの贅沢、1kgで62万円のアルバ産の白トリュフが一皿におつ6,7枚添えられていました。
付け合わせは少しだけ苦みのあるイタリア野菜のラデッキオ。
鴨は七輪でまわりを香ばしく焼き上げ、中はレアの状態。
噛めば噛むほど味わい深い鴨肉に、ほんのりとイチゴの香りがのったソースが絶妙。
さらにその上にトリュフを乗せると、その香りがまた食欲を刺激して贅沢な時間を過ごしました。
いつも何かのサービスがあり、ホント嬉しい限り。
前にもどこかのブログで書いたと思いますが、めったにお馴染みを作らない僕。この店は決して多くない例外の店の一つですね。
アットホームな雰囲気の中で料理の知識に説明、そして料理の腕に心遣いと非の打ちどころのないこの店でも、たまには失念もあるのでしょう。
ドルチェ担当者から本日はどうしましょう?と耳打ちされたので娘の誕生日であることを確認すると、どうもそのことを失念していたようでした。
焦ってバースデープレートを作ってる感じがテーブル席にいる僕達にも伝わってきました。
そんなこともあったのでしょう、普段はアルファベットで書く名前も「あやこ」と文字数の少ない、ひらがなでのものでしたが、それもご愛敬です。
改めてjijottyことあやこちゃん、お誕生日おめでとう。
ドルチェのプレートは季節に合わせてリンゴのグラニテと、これは珍しかったですねイタリアのモンブランのモンテ ビアンコ。
日本では栗のクリームが外ですが、イタリアでは栗が中で外が白の生クリームのようです。だからビアンコなんですね。
そして定番のパンナコッタ。
それも美味しかったですが、果汁を濃縮したようなグラニテは作り方を覚えたいぐらいです。
今までこの店のカフェタイムでコーヒー以外オーダーしたことがなかったのですが、新しいエスプレッソマシンが我が家に来てからエスプレッソづいちゃって、初めてエスプレッソを頼んでしまいました。
エスプレッソの味の違いも少しだけわかってきたので、他でも試してみたかったのです。
ちなみに本場イタリアでは各々が自分の馴染みの店を持っていて、そこにいけば自分好みのエスプレッソが自動的に出てくる感じなそうです。
濃いめのエスプレッソに砂糖は小さじ一杯とかの各々の好みをバリスタが全て覚えていてくれていて、その店から離れられなくなるそうです。
日本でいえばヘアーサロンとの関係みたいなものでしょうね。
さて、ここのエスプレッソ。
小匙の1/3ぐらいのお砂糖を入れて飲むのが僕のスタイルですが、きっちりクレマも立っていて美味しいエスプレッソでした。
今回もとても満足でした、jijottyのバースデーのいい記念になりました。
さてお支払いをとテーブルチェックをお願いしたら、chojolyから「ここは私が払う」の一声。
え~~~~っ!!まじか。。。僕の企画で支払いまで僕持ちだったのに。
実はchojolyなかなか心の温かい太っ腹ラテンお姉ちゃんなのです(笑)
僕が定年退職し嘱託契約になったことで、もうあまり親頼みはできないと察したのでしょうか、何しろ妹と親を思う、その温かい心に涙が出そうになりました。
ただ。。。支払ってから少しだけ、えっ!そこそこのお値段なんだ~と思ったかも。。。
日本人もそうなんでしょうが、西欧では特に家族を大切にすることをストレートに表現します。
そういった意味では我が家は欧米家族かも(笑)
人生で大切なものは良き師良き友良き環境と教わりましたが、自分の体験を踏まえると良き師良き友良き家族だと思いますね。
夫婦で人間ドック
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