今回も海辺、美味しい魚介類を堪能する旅
旅先を選ぶとき先ず食事、となるのは我が家の特徴でしょう。しかも圧倒的に魚介類が多い。
勢い海のそばの温泉で旅館が多くなる訳です。
例外は山形は上山温泉の日本の宿古窯ぐらいのものでしょう。
ここは米沢牛のステーキと同じく米沢牛を使った芋煮が絶品で山形方面での常宿となっています。
海に近く温泉も良くしかも交通の便に恵まれてるという条件の下だとどうしても伊豆方面になり、結果今までも伊東を中心に東西南中の伊豆にはよく出掛けました。
だたネット情報でよく見かけた食事に満足の宿の常連、内房にあるろくやは是非訪れたいと思っていました。
しかし自信があるのでしょう、旅行サイトでは予約が出来ずろくや公式サイトだけでの3ヶ月前からの予約でほぼ満室になる盛況ぶり。
となればますます行きたくなるのが人情(笑)
運良く予約できたろくやが今回のメインです。
千葉県って道の駅やそれっぽいのが多い感じ
今回のお昼は農園カフェなる店でロールキャベツグラタンなるものを楽しもうとアクアラインを抜けてから北上して市原を目指しました。
途中房の駅なる千葉の名産銘品を揃えた店でお土産の下見です。
都内の有名店以上の混みよう?!
お目当の農園カフェは自然豊かな中に建っていました。
ただ11時を少し過ぎた段階で到着したのですが駐車場には信じられないほどの車が‥
驚きを隠せないまま待ち順に記名するともうすでに数十名の名前が記入されていました。店の人におおよその待ち時間を尋ねると約二時間とのこと‥
心が折れてしまいました(笑)
まずは昼食にありつけました
他の予定もあり流石に二時間の待ち時間には耐えられず、食堂があるのを確認していた房の駅に戻りお昼ご飯としました。
天ぷらが大好きな僕は名物のはかりめ(穴子)の天丼を、家内は魚の煮付けとお刺身の定食を注文。
農園カフェでの期待値が大きかった分、その落胆も影響して可もなく不可もなく?なお味でした。
でもその分今夜の食事に期待が上乗せされました(笑)
有名、必ずしも名店にあらず
今回の旅でもう一つ楽しみにしていたことがあります。
それは吉永小百合が主演の映画「ふしぎな岬の物語」のモデルになりロケも行われた、岬カフェでのコーヒータイム。
ランチの後は一路この店に向かいました。
国道から脇道に逸れた岬にポツンと立つこの店は品川ナンバー始め多くの多くの道府県ナンバーの車で駐車スペースは埋まっていました。
海の見えるロケーションに飾らない佇まいの店内。
メニューにも一通りの銘柄があり、少し迷ってから焙煎度合に特徴があるはずのマンデリンを注文。元来珈琲があまり好みでない家内はカフェラテを頼みました。
海を見ながら数分、運ばれてきたマンデリンの香りを確かめ一口すすってみると‥
???
思わずマンデリンかを確認したくなるような薄っぺらな味。
家内に一口進めると
「私、あんまり珈琲の味わかんないから‥」
「いや、飲めばわかる」
一口口にした家内は
「うん、わかった」
とにかく意識を景色を楽しむことに集中しながらマンデリンらしきものを流し込んで、会計を済ませて車に戻って車内で家内が一言。
「あれなら私にでもわかる」
前からそうなのか有名になってそうなたのかは知る由もありませんが、セブンイレブンで売ってるタリーズの缶コーヒーの方が断然桁違いに美味しいです。
珈琲通の僕が保証します。
岬で飲んだマンデリンにもなかったほろ苦い思い出になりました(笑)
美術館で弦楽三重奏
美術館巡りも好きな二人は金谷美術館にも立ち寄りました。
ここでは美術品に触れるだけでなくたまたまチェロのコンサートを楽しむ機会も得ました。
僕は吹奏楽、家内は合唱と学生時代に共に音楽に触れてきた二人は音楽鑑賞も好きです。
弦楽三重奏は初めてでしたがここで初めてチェロという楽器の難しさを知りました。
僕はトランペットを担当していましたのでピストンで音程は決まります。しかしギターと違ってフレームのないチェロは絶対音感が大きく影響することをこのコンサートで痛感しました。
つまり音が合ってなかったのですね(笑)
まあ有志でのコンサートとなればそんなものかもしれませんが美術館で音楽の発表の場があるというのは素敵なことですね。
是非継続して行って欲しいものです。
料理が名物の宿に到着
今回の旅の最大の楽しみのろくやです。部屋は二間続きでゆったり。
ただ残念なのは景色は楽しめない点でしょう。でもここでの最大の楽しみは食事ですから。
今まで伊豆を中心に幾多の海の幸の美味しい宿に泊まって食事を楽しんできましたが、こころくやは食事を売りにしている宿の名に恥じない素晴らしい料理の数々でした。
既製品を全く使っていないと思われる手作りの料理の数々は、どれも一手間かかった繊細な味か新鮮そのものの素材の味を目でも楽しませてくれました。
別枠で頼んだ殻付き生雲丹は北海道で食べたそれを彷彿とさせる上品な甘さでしたし、鯛に伊勢海老など十種類ほどのお造りは新鮮そのもので味と歯ざわりを考えた構成に唸りました。
地のもの生野菜はディップでいただいたのですがあまりの美味しさに自宅での再現にトライしました。
天ぷらの衣加減と揚げ加減も絶妙で、金目鯛も上品な味付け。
鍋物の海鮮鍋は焼いた石で沸騰させるもので秋田の男鹿半島でいただいた石焼鍋を思い出しました。
お食事にデザートまで一皿残らず満足の連続で、すべてに満たされた会席はあまり記憶にありません。
是非、年に一度は訪れたい宿です。
ろくやには四つの貸切風呂と一つの内風呂がありますが夜は貸切の露店風呂を楽しみました。
源泉に加水して加熱しているので伊豆や箱根のような温泉気分を満喫とはいきませんが、それでも温泉は温泉(笑)
やはり違いますね、お湯の肌触りが。
朝ごはんも満足
朝食も十種類の箱盛りの他に干物に出来立て豆腐、生卵に納豆と美味しいものの宝石箱(笑)
勢いご飯のお代わりは必至でした。
ご馳走様でした。
美味しい思い出とともにろくやを後にしました。
この食事内容から考えるとコストパフォーマンスは今までお世話になった宿の中でも一、二を誇ると思います。
本当に有難うございました、また必ず来ますね。
木更津でいただく金子半之助の天丼
折角内房まで足を伸ばしたので帰りがけに社会人一年生当時の会社の上司で、今では家族ぐるみのお付き合いをさせていただいている千葉氏在住のS氏に会っていこうとなった訳です。
そこで大満足の帰路は途中まだ行ったことのなかった三井アウトレットパーク木更津へS氏へのお土産探しを兼ねて立ち寄りそこでお昼ご飯としました。
行ってみて驚いたのですが食事所もなかなかの有名店が入っているんですね、今どきのアウトレットは。
そこで天ぷら大好きの僕が見つけたのは日本橋で長蛇の列を作る天丼 金子半之助。
日本橋で並んでみようかなとも思ったこの店の天丼を木更津でいただけるとは。
美味しくいただきました。
ちなみに天ぷらが苦手の家内のチョイスはうどんでした(笑)
ゴディバでS氏の奥様にお土産を調達し(笑)、三井アウトレットパーク木更津を後にして一路千葉市へ。
S氏宅では昔話に大いに花が咲き思わず長居をしまい自宅にたどり着いたのは夜遅く。
今回も美味しい食事に親交のある知人への訪問と実に楽しい旅でした。
今に感謝、有難うございます。
イタリアンなホームパーティ
法要と偲ぶ会
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