2016/11/7
紅葉狩りに良縁がなかったここ数年。
確か一昨年は龍神大橋の大渋滞で断念、去年も決定打なしで今年も初の筑波山頂を訪れた際も紅葉にはまだ早かった訳です。
ただ11月の初めに有休を利用して伊豆の旅を計画していたので期待はあったのですが、普段にない「泊まり先と食事先だけを決めた」自由旅行が幸いしました。
たまには予定のない旅もいいもんですね、旬の紅葉に出会うことができました。
お昼ご飯は湯河原にある前から気になっていた店を予定していました。
言わずとルートは東名、小田原厚木道路、西湘バイパスですので自宅を出ての休憩場所は少し早めですが海老名SA。
ここでの買い食い(笑)は何と言っても鯵を揚げた小田原上げ。大好物です。
それと一日に数千個?売れると言われているメロンパン。
お昼ご飯は湯河原にある自然薯の名店 麦とろ童子。
下調べがないと一瞬引きそうな独特の雰囲気のある玄関を入ると一面ガラス張りの窓から視界いっぱいに広がる海。
古民家を改造したのでしょう、実に味わいのある店内でユニークな店主との会話を楽しみながら頼んだのは雲丹とろとイクラとろろ丼。
全てのメニューに先付けと蟹汁がつくようです。
雲丹とろは自然薯自体にも雲丹が練りこまれていて美味しかったですね。
イクラの方は初めに大粒のイクラを丼として楽しみ、その後自然薯を加えて味変えをするスタイルでしたがこちらも美味。
熱海方面に足を伸ばした時のお昼ご飯はここで決まり、再来必至のお店です。
大好きな伊豆は東、南、中、西と一通り行ってますし、特に伊東や修善寺の東伊豆と中伊豆は何度も訪れています。
しかし景勝地で有名な城ヶ崎海岸にはまだ行ったことがありませんでした。
そこで珍しいフリープランの旅の今回、思いつきで行ってみました。
二つあった駐車場のうち選択を間違え?有名な吊橋にたどり着くまでにアップダウンを乗り越えて約30分ほどの散歩の末たどり着きました。
さすがに有名な吊橋だけあって結構な観光客です。
風が強い、吊橋が揺れる、babarinaが少し歩き疲れてる、元気なのは中国人観光客だけです(笑)
ただ魚介類三昧のお宿の晩御飯を前に丁度いい運動だったかもしれません。
二度目の訪問になる本日のお宿。
決して高級ではないのですが五つある全て貸し切りの温泉と驚きの大きさと美味しさの金目鯛が気になっての再訪です。
伊東にありながら初島から富士山までを眺めながら楽しむことができる露天風呂を持っている宿はここしかなんじゃないかな?
絶景のの中でゆっくりを温泉を楽しみました。
お造りは伊勢海老、桜海老、帆立、烏賊、鯵、白ウマズラ、ズワイ蟹、イナダなど十種類です。
焼き物は鯵の塩焼き。伊豆に来ると大好きな鯵が多くて嬉しい次第。
陶板焼きのメインはもち豚で味わいのある豚でした。
そして一番のお目当の金目鯛の煮付け。比較のパーツがないのでわかりにくいのですが全長50センチはあろうかという、それはそれは大きく立派な金目鯛。
とても美味しく頂きました、ご馳走様でした。
2016/11/8
朝の温泉を楽しんだ後は鯵の開きの和食の朝食。
この日の昼食は沼津港のたか嶋でと決めていましたのでまずは大好きな修善寺に立ち寄り。
河原足湯を見ながらいつもの竹林の小径をbabarinaとお散歩。
まだ紅葉には早い中、途中のギャラリーで修善寺の紅葉の写真を眺めながらほっこり。
帰りはいつものように源楽で胡麻饅頭を試食(笑)
お土産の定番の胡麻饅頭とわさび椎茸を買って帰ります。
お昼前に沼津についてまずはたか嶋へ。
あれっ?閉まってる!もしかして‥火曜定休とか‥
そこで我が家御用達の干物やカネキンさんへ。
「あら!お久しぶりですね」
「こんにちは、たか嶋さんはお休みなんですね。他だとお勧めは?」
「にし与さんもいいですよ」
そこでにし与へ。あれ?前に一度来たなここ。
たか嶋のような仕事は期待できないながらも市場にある人気の食堂の雰囲気がありました。
で、食後はカネキンでお土産の干物を購入。
娘や義兄にはクール宅急便で美味しいい干物を届けました。
予定を立てないぶらり旅の最大の魅力はサプライズでしょう。
沼津から忍野八海を目指して山道を走りながら山中湖畔が近くなってきた時、運転している僕の視界にイタリアントリコロールカラーが飛び込んできました。
瞬時に読み取った文字は「ギャラリーアバルト」それを確認して反射的にハンドルを脇道に切りました。
ギャラリーアバルト。
ここは一度は訪れたいと切望していた今は休館中の知り合いの知り合いがオーナーの自動車美術館。
言うなればイタ車好きの聖地。
よもやここで出会えるとは。
一度お会いしたことのあるこの美術館のオーナーの小坂士郎氏。
もうかれこれ15年以上前でしょうか、場所は今は無き石津謙介先生のブランド ken collectionを専門に扱う代官山のalというメンズショップでした。
ここの店長は何を隠そう僕が社会人一年生としてスタートを切ったアパラルブランドの事業部長で上司だったS氏。
話好きのS氏から男が惚れる男として話をされたのが小坂氏でした。
この自動車美術館との出会いは今回の旅での、いや数多くの旅先の中でも忘れることの出来ないサプライズになったことは間違いありません。
時折しも紅葉の季節。ピニンファリーナがデザインしたとされるこの建物は色鮮やかな紅葉に包まれて正に異空間。
まるで有名な西洋画でも眺めているような、美術館のお気に入りの絵に出逢った時のような時間が止まったような感覚に陥りました。
近頃よく耳にするようになった忍野八海。
富士山麓の山梨県忍野村にある湧水群で外国人観光客にも人気があるようで中国語やタガログ語?が飛び交っていました。
あいにくの雲行きで富士山が綺麗に水面に映るといった光景は見られませんでしたが水の清さには面輪ず息を飲みました。
ちょっとした出店等の商店が続いていて、そこの散策のお供にここで採れた栗をを使った大きな焼き栗を手に入れましたがこれが美味!
上海甘栗とは全くちがく自然な甘さと歯ごたえがとても印象的な焼き栗でした。
行きは東名道帰りは中央道だったのでなかなか来ることのない八王子で一時期東京No1にもなったラーメン店 圓で煮干しラーメンを食べて帰りました。
行列覚悟でしたが夕方からの営業時刻17時には先客が二人だけでやや拍子抜けでしたがすんなり着席。
さて有名な煮干しラーメンの僕の感想は‥
多分低温で時間をかけて煮出したであろう出汁は魚粉に頼らずに好印象です。
ただし煮干しの種類なの下処理の問題なのかえぐみと生臭みを感じてしまいました。中太ストレートの麺ももちもち感に欠け僕の好みではありませんでした。
大きくて厚みのあるチャーシュー2枚、太いメンマ2本に煮卵と葱というトッピングにも違和感を感じました。
それはまるで藁葺き屋根の風情るレストランなのにテーブルが大理石、というような違和感です。
やや辛口の評価になってしまいましたが、そうは言ってもラーベンデータベースで99を叩き出す名店。
これは好みの問題ですね。
先日TV番組の主婦へのアンケートで「二人旅なら誰と行きたい?」というのがありました。
僕なら迷わず家内と答え、多分家内も即答で夫といったと思います。
でも僕の友人知人との会話を元に判断すると女性の場合圧倒的に女友達と答えると思っていました。
ところが‥
予想に反して約半数が夫と答えたのです。これには驚きました。
なんだかんだ言いながらも夫婦は最もお互いを理解している間柄です。
気を使うことなく心からくつろげることが出来るのはやはり生涯のパートナーであることを理解しているケースが多いことに微笑ましくもなりました。
八王子から高速に乗りとりとめもない会話をしながら家路に着いた旅でした。
有難う。
アルゾーニ
紅葉刈りで日立海浜公園?!
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