クリスマスはやっぱりフレンチ?!
街はクリスマスモード全開。さらにはしめ飾りも店先に並び年末年始の準備も重なり、気ぜわしい師走の風景が描き出されています。
去年はchojolyとjijottyが揃い家族四人で早めのクリスマスを、知り合いのシェフがいる自由ヶ丘のフレンチで楽しみました。
今年はchojolyのスケジュールが合わずjijottyと三人で早めのクリスマスを楽しみました。
クリスマスはなぜかフレンチが多いような気がする外での食事は、今は懐かしい料理番組の金字塔「料理の鉄人」でフレンチの鉄人坂井シェフとも争ったことのあるオーナーシェフのいる、予約の難しい名店です。
フランスの三つ星レストランで研鑽を磨き、ポールボキューズトーキョーでの総理長の経験もあるオーナーシェフが繰り広げてくれるフレンチに興味津々でした^ ^
いかにもフレンチらしい盛り付けのオードブル
オードブル、肉料理、魚料理は全て選ぶことができます。いつもなら家族でシェアしながら楽しむのでそれほど悩みませんが、ここでは料理のシェアなどご法度の雰囲気の正当なフレンチレストラン>_<
いつもなら迷うことなく魚を選んでいるはずの僕が「合鴨とポーク。。。」の魔法のフレーズに引き寄せられてオードブルをお肉でのオーダー。
で、供されたのが合鴨と豚肉のパテ^ ^
まず思ったのが盛り付けが正当なフレンチであるということ^ ^;; ヌーベルキュイジーヌやイタリアン、スパニッッシュのエッセンスの利いたそれとは一線を画す王道的な盛り付けです。
パテは豚肉と合鴨の持つ野趣ある風味が混じり合って、まるで少し癖のあるフォアグラでもいただいているような美味しさでした。
別に添えられた合鴨単体を食してみるとその違いが明確にわかり、その計算にもシェフの力量の一端を見た気がしました。
babarinaとjijottyはマグロのカルパッチョを選択。
2mm角程度に刻まれた野菜をみるたびにフレンチを感じる僕ですが、この一皿もまさしくそれ。
料理の説明ではマグロの下にラタトゥーユが仕込まれてるとの事。
彼女たちに感想を聞くとマグロの鮮度、バルサミコソースの美味しさに感動したとのことでした。
えっ?っと言いそうなったものとは
写真を撮り忘れたパンはローズマリーなどの香草を練りこんで焼き上げられたハード系のもの。
で、問題はバター代わりにお好みでと供されたディップ。
なんとポテトとマグロのディップですとの説明に、ハイ、ハイ。。。ハイ??!!
マグロって魚へんのあの鮪ですよね〜!パンにマグロ。。。一瞬聞き間違えたかな?と思ったのですがbabarina、jijottyに確認ししても間違いなしのやっぱりマグロ。
つのる好奇心を抑えながらパンにつけて食してみると。。。マグロ感を感じない、というかポテトもあまり感じない。
パンを食するならバターの方が良かったんだけど、でも。。。
強い個性のバターで料理の味に影響が出るのを避けるために、この可もなく不可もなく存在感さえ感じさせないディップを作ったのでは?
料理の鉄人と戦ったぐらいのシェフならそんなことも考えるだろうと、僕の妄想はとどまるところを知りませんでした(笑)
キノコが苦手なjijottyには紫芋のポタージュ
本日のスープはキノコ。
ただキノコが苦手なjijottyのために、食べ物アレルギーなどを尋ねられた際にその旨を伝えると、即答で紫芋のポタージュに変更いたしますとのこと。流石は名店、ホスピタリティも高いです^ ^
本日のスープのキノコのポタージュは、先ず香りがいい。
菌類が持つ微妙な香りを美味しさに連想させるような、微かながら濃いめの香りで期待値が上がります。
エリンギ、ブナシメジ、マッシュルームでも合わせたような強めのキノコ風味を纏めてるのは、生クリームとフォンドボーじゃないかな。。。と、思わずレシピを想像したくなるような複雑で濃厚なポタージュは、少し残してあるキノコの食感が印象的な一品でした^ ^
jijottyの紫芋のポタージュも、その澄んだややピンク寄りの紫色が印象的。
彼女曰く、紫芋ならではなの濃縮されながらも消え際があっさりとしたとても美味しいものだったとか。
できれば、いつものように一口味見をしたかったな〜〜(笑)
お魚は、真鯛 vs スズキ
魚も二手に分かれました、babarinaが真鯛。僕とjijottyはスズキです。
出世魚のスズキは肉食で身が締まっていて食感がいいです、との説明。ソースはバルサミコでした。
皮目は見てわかるようにパリッパリでした。そして身は確かに鯛などの白身魚より明らかに歯ごたえがあり、上品なソースと相まって美味しく頂けました。
真鯛も好きなので悩んだのですが、こちらはやや中華風のシノワソース。
そんなに中華好きではないので今回は選択から外れましたが、babarinaの口にはとても合ってたようです。
ポアレされた真鯛の上には自家製と思える生ハム、部位はロースでしょうね、がのっていて適度な塩分と鯛とは違う食感を分担していたんでしょう。
やはりフレンチは一手間のかけ方の方法と方向が、イタリアンのそれとは違うなと感じさせられた魚料理でした。
お肉は煮込みと焼きで共に牛
肉料理は三人とも牛を選びました。
僕の場合、鴨を除いて鳥はまず選ばない、珍しいソースじゃないと豚もあまり選ばない。どうしても選択肢は牛か羊になります。
先週熟成肉のステーキを楽しんだばかりなので迷いましたが、僕は牛フィレのポアレを彼女たちはラグーを選びました。
牛フィレは絶妙な火の入り方にまず感心。断面の写真を撮り忘れてしまいましたが、表面の焦げ目色から中のピンク色までの均等なグラデーションが芸術的^ ^
ソースはデミグラスとオランデーズの二種類じゃなかったかな?
各々の単体とその二つを混ぜ合わせた、計三種類のソースで食べる牛フィレは、熟成肉のステーキとは違ったお肉楽しみ方で、同じ土俵で評するべきではないと思いました。
彼女たちのラグーもなかなかだったようですが、今ひとつ笑顔にさえた感じがない。
後でその理由を尋ねてみると、二人揃って美味しいことは美味しかったけど自由が丘で食べた牛ホホの赤ワイン煮込みほどの感動には至らなかったと。
そしてその感動の赤ワイン煮込みのレシピにそって作ってる僕の赤ワイン煮込みの方が少し勝ってるかもとの、嬉しいながらもやや複雑な感想も>_<
まあ天才シェフといえどのその日の体調に気分、食材の仕入れに天気、気温、湿度で同じレシピでも変わるもの。それにそもそもシェフが作ったのかサブやスタッフなのかもわかりません。
比較するとそんな感想もあるかもしれませんが、絶対値としては高ポイントということだけは間違い無いようです。
このジェラート。。。美味しい!
デザートの盛り合わせは木苺と紫芋のジェラート、名前を忘れた二層仕立のプリン?のようなものとフルーツ。
特筆すべきはジェラートの滑らかさと口どけの良さ。
どちらも美味しかったですが特に、ラズベリーのジェラートははっきりした酸味なのにそれがすぐに消えて口の中に甘みが広がり消えていく。。。なんともマジカルなジェラートでした。
ここまで滑らかなジェラートは初めての体験です^ ^
珈琲はもしかしてコロンビアかな?それをイタリアンロースト焙煎で苦味を前面に出したものでした。
そこそこ美味しいのですがコクというか厚みがない>_<
まあ、珈琲にはかなり辛口になる僕のこと。普通に珈琲好きの人には結構いける感じだと思います。
魚系には絵柄のある皿、お肉料理は白単色のシンプルなプレートと使い分け、各々の皿がエンジのテーブルクロスによく映える小粋な演出。
アレルギーや苦手食材への心地よい対応と丁寧な料理の説明。
クロークで預けたコート類もて手渡しではなく一人ずつにて着せてくれるホスピタリティ。
店を後にする際は外に出てお見送りをして、最後に一礼。
どれを取っても王道フレンチの名に恥じない、正に名店との印象を持ちました。
簡単に足を運べるランクの店ではありませんが、由緒正しきフレンチの王道を楽しみたいと思ったら真っ先に思い浮かべる店の一つですね。
美味しい料理と心地よい時間を有難うございました。
人間は潜在意識の奴隷
真摯に仕事に取り組んだ結果として転職活動をしているjijotty。
親としては心配の山、山、山。
でもそれを口にする、表情に出すのはご法度。何故なら一番心配なのはjijotty、彼女自身だから。
そんなやきもきした気持ちでいる中、babarinaからは仕事への心構え、今やらなければいけないことを教えてやってほしいと。
まあ、母と娘が話すと、ことこういったことでは思いのすれ違いが生じて、双方やや感情的になることは容易に想像できましたし、何度かニアミスもありました(笑)
そこでjijottyには僕から高所大所の視点から話をしました、それが「人間は潜在意識の奴隷」であるということ。
簡単いえば人はイメージした自分通りの人間になる、ということです。
リケジョの彼女とは結構高度な雑談?ができ、日本の経済情勢から政治情勢、同じく世界の政治経済情勢、ネットを中心とした科学技術がもたらす近未来の社会など、家族の中で定量的なデータに基づいた定性的意見を述べあえる唯一の間柄です。
そんなことも影響したのでしょうか、彼女は僕も考えが及ばなかった自分自身が学んで体験してきたことを活かせる職業を見つけて、その代表となるような企業も探し出し、求人情報に基づいて一次面接も済ませたのです。
まだ結果はわかりませんが、その考え方と自分の思考の拡張の仕方と行動に、親として少し驚きました。
話を聞いてないようで聞いていてくれてたんですね^ ^
異例じゃないかな?クリスマスプレゼント
今年は僕にクリスマスプレゼントがありました^ ^
「モノより思い出」生活になってから、イベントごとは外食や旅行など思い出になる行動に変わった我が家。
プレゼントをもらい、またあげるのは誕生日というのが暗黙の了解になっていました。
なのに今年は二人からクリスマスプレゼントです。
もしかしてjijottyは自分の行き先を見つけたことの安心感、その決定に少なからず影響を与えたかもしれない僕への思いなのかも^ ^
現在無職状態の彼女にとってどんな出費だって痛いはず。
なのに知ってかしらずか、そろそろ新しいのが欲しいなと思っていたハンカチをプレゼントしてくれました。
これはbabarinaのアドバイスかもしれませんが、ちゃんと女性ものです。僕の数あるハンカチは全てと言っていいほど女性もの、レディースなんです。
メンズのハンカチはどれを見ても魅力を感じなく、たぶん30代後半からは全て婦人用のハンカチを購入していました。
僕好みと選んでくれたのはトラサルディと森英恵^ ^
たぶん森英恵は蝶の柄が僕の好みと踏んだのでしょう、トラサルディもどこかアーティスティックな柄ゆきがいかにも僕好みと判断したんでしょうね。
その選択。。。間違ってません(笑)
昨年ぐらいから少々凝ったハンチングに目が行き出した僕。
その嗜好にハンドメイドで応えてくれたのがbabarina、なんとデザインを考えて手作りでジャストフィットのハンチングキャップを作ってくれました^ ^
メインを白黒のヘリングボーンで覆い、サイドにはライトグレーのニットとブラックのニット、しかも編み方を変えているという手の凝りようです!
アイデアのヒントは今一番お気に入りの僕のハンチングなのですが、素材と配色を変えると表情がまるで変わりますね。
流石は元◯◯◯の売れ筋ブランドのチーフパタンナー^ ^
還暦になってもセンスとパターン、縫製技術はプロですね。
二人おのおかげで今年も忘れがたいクリスマスになりました^_<
有難う^ ^
オリエント急行殺人事件
いらっしゃい、chojoly ^ ^
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