今日は一日上野界隈
季節外れの雪混じりの春分の日のために、出来なかった花見と寄席。
年度が変わる前に有休を取って平日の3月29日に実現させました^ ^
上野といえばアメ横。数年ぶり、いや十数年ぶりかな?で訪れてみました。
アメ横といえば、こと食料品に関しては何でも千円(笑)
とにかく客単価を千円にするように、あれもこれもそれもつけて千円だ!持ってけ泥棒!的な活気のあるダミ声がいたるところで響いています。
どこか怪しい、まがいっぽい匂いがするのですが何故か楽しい、百貨店にはないワクワクする感じがあります。
東南アジアの市場や韓国の東門市場と同じ雰囲気がありますが、このライブで売り手と買い手の距離がとても近い、すごく人間臭い雰囲気、僕は結構好きです^ ^
ランチはフォアグラ丼
お昼ご飯は上野で。
上野といえば焼肉やトンカツの名店が多いのですが、今回はフォアグラを楽しませてくれる店にしました。
夜はそこそこの高級な鉄板焼の店で供される数量限定のランチのフォアグラ丼。
鉄板の上で焼かれるフォアグラはいい色になったころフランベされてブランデーの香りが映されます。ご飯の上にフォアグラと鴨のロースト、貝割れ大根がトッピングされたいました。
フォアグラは味そのものよりも独特なあの濃厚な風味。
このランチで供されたフォアグラのソースがいい感じで、フォアグラの濃厚加減と相まって美味しくいただきました。
ソースのベースは玉ねぎ、りんご醤油、生姜、砂糖、蜂蜜でしょう。
美味しいステーキソースだったので、味の再現で自宅でも一度作ってみたいですね^ ^
グリンリーフ、ミニトマトとポテトのサラダと食後にコーヒーがつきました。
コーヒーはエスプレッソ、レギュラー、アイス、それと紅茶への変更も可能でした。
もちろんマシン淹れでしたがなかなか美味しいコーヒーでした。
TVのCMでフレンチの坂井シェフも宣伝していたマシンのネスレ。今はこれを使ってる店も多いのでしょうね。
特徴には欠けますが一定の味は保証されます。
桜、桜、上野の桜^ ^
ここもアメ横と同じように何年ぶり、いや間違いなく数十年ぶりの上野恩賜公園の桜。
時期が時期ですから平日といえども溢れんばかりの人、人、そして人。
最初に迎えてくれたのはややピンク色の強いしだれ桜。
とても綺麗でしたね、桜といえばソメイヨシノですが僕はしだれ桜も好きです。
桜をバックにbabarinaと記念写真でパシャ!
この頃になると気温もぐんぐん上がってきて、初夏の陽気を思わせる陽気となり半袖姿の人も見受けました。
カツラギのGジャンでは暑く感じました^ ^;;
それにしても桜並木の中を二人で歩いていて外国人観光客の多さに驚きました。
サリーを巻いてルイヴィトンのバッグを持つイスラム圏の女性、半袖の下から見える両腕全体にタトゥーをしたマッチョな男性、大きな声で中国語で話す家族。。。
急増している来日外国人の実情を改めて感じた次第。
世界遺産
ル・コルビジュエ、現代建築の父。
彼が手がけた国立西洋美術館が世界遺産に指定されたのは去年だったかな? 何しろ世界遺産指定後初めての訪問です。
華美な装飾を廃し直線を基本にして、建造物をトータルバランスとしてのオブジェクトとして捉えたような建築思想は当時としては衝撃だったと思います。
ル・コルビジュエ、ミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライト。
現代建築の三大巨匠です。
中でもコルビジュエは、現在建築の定義に大きく貢献しているといわれています。
このシンプルな美意識は、ファッション界のジョルジオ・アルマーニ、パソコンを作ったステーブ・ジョブズのMacOSにもその影響を感じるのは僕だけでしょうか。
デザインには時代を変える力があります。
160年の歴史 鈴本演芸場
鈴本演芸場も本当に久し振りです。
思い起こせば母が健在の頃、日本橋界隈の呉服問屋、和装問屋に出かけた後は人形町で食事をして、鈴本で寄席を楽しんでから帰ることもありました。
そんな思い出もあり鈴本の前に立つととても感慨深いものがありました。
13時過ぎに入館しましたが、席はほぼ満席でしたが後ろに二席を見つけて座ることができました。
寄席でみたいものはやはり落語。
16時半の終演までに落語で七席、ものまね、浮世節、漫才、紙切りを各々楽しまあせいただきましたが、皆良かったですね。
芸事の真骨頂を見せてもらった気がします。
ものまねは江戸屋子猫。懐かしい江戸屋猫八の息子にして後継者です。
浮世節というのは多分初めてですが、三味線を弾きながら演じる江戸時代の流行歌とのことらしいのですが、これもなかなか乙なものでした。
紙切りは見たことがありますが、その技術、力器量にはただただ驚かされました。
でもやはり。。。落語かな(笑)
七席の中でも特に心に残ったのは三遊亭歌之介と柳亭市馬。
料理でいえば創作イタリアンと伝統的なイタリアン、ヌーベルシノワと広東料理を楽しんだ感じです。
ヌーベルシノワ、創作イタリアンの旗手は三遊亭歌之介。
これは綾小路きみまろにも通じる、単発の面白さの連続で一分に一度は声を出して笑いました。
かたや柳家小さんの内弟子の柳亭市馬は落語の真髄を極めた粋な笑い。
扇子の使い方、羽織の脱ぎ方にそのタイミング、江戸言葉の使い回しに顔の表情。。。どれをとっても唸らせる、まさに名人芸の域に達した熟練の味でした。
本当に楽しく粋で乙で濃密な時間を過ごさせていただきました。
太鼓拍子の見送りの中鈴本を後にすると、もう夕刻。
こういった計らいも江戸文化、寄席の付き物でいいですね。
元呉服屋、和服に馴染んで育った僕としては、夏にbabarinaと浴衣着流しで鈴本を訪れてみたいですね。
心から楽しかったです、有難うございます。
また寄せてもらいます^ ^
晩御飯は松坂牛、近江牛専門の焼肉店で
折角上野での夕方。焼肉かトンカツでも腹に入れていこうと思いました。
トンカツをあまり好まないbabarina。そんな時に上野から少し離れたところにある松坂牛、近江牛専門の焼肉店のことを思い出しました。
夕飯には少し早い時間でしたが、だからこそ予約なしでも入れると踏んで出かけてみたら予想は見事的中。
平日のしかも開店早々ならフリーでも入れました、ありがたいことに一番目のお客でした^ ^
オーダーはカルビ、それに骨付カルビ。通常ならこれにタン塩かハラミ、またはその双方になるのですが、ここに来たら外せないのが松坂牛のメンチカツ。
僕はメンチカツに目がないのです^ ^;;
ということでカルビ、骨付カルビ、松坂牛のメンチカツのオーダーとなりました。
さすがに松坂牛、肉自体の味が違います。独特の甘みが口の中いっぱいに広がり至福感がぐんと上がります。
babarinaはあまり好まないのですが、僕は骨付カルビが大好き^ ^
骨周りの肉は濃厚で脂も美味しいのです。
大満足でした^ ^
ちなみに焼肉の本場韓国ではカルビとは骨付き肉のことを指しますから、そもそも骨付カルビという言葉がないということを現地で教わりました。
ですから骨付カルビとは「骨付き骨付き肉」となり、ありえない変な日本語になります。
まるで「危険が危ない」「お三時のおやつ」と同じで恥ずかしい表現となるわけですが、骨付カルビは日本でスタンダードになっていますから、まあいいんですけどね^ ^;;
焼肉屋でのご飯ものといえばビビンバか石焼ビビンバ、それかクッパかカルビクッパが我が家の定番ですが、ここでは松坂牛のそぼろご飯か時雨ご飯。
それと外せないのがカクテキ(笑)
辛いものが苦手なbabarinaも何故かキムチ、カクテキはよく食べます^ ^
時雨ご飯は生姜がきいていて美味しく、そぼろご飯は松坂牛の甘みが強く感じられてこちらも美味。
個人的には東京駅の全国の駅弁を売っている祭りでの人気No1、米沢駅の牛肉ど真ん中よりも、ここの松坂牛のそぼろご飯の方が美味しいと思います。
少し早めの夕飯ということもありお腹いっぱい、お腹もハートも満足でした。
ご馳走様でした、有難うございました^ ^
上野のお山でお花見をして、鈴本で寄席を楽しむなんて風流で粋な春の一日でした。
春のうららかな日にチラチラと舞い散る桜吹雪の中仲良く手を組んでお散歩。
二人での落語は草津の温泉落語以来で、彼女が鈴本を訪れたのは初めて。
芸で笑い芸に唸り、ともに心が満たされました。
僕は幸せだな〜 (笑)
何故かありがとうという言葉がこばれる一日でした^ ^
レッド・スパローと桜
和食とスパニッシュと姉のお見舞い
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