異例
定年退職になっても嘱託で残る人の送別会はしないというのが通例
でも僕の定年最後の日にはサプライズが待っていました。
ビルの竣工を迎えてから開業までの間、
彼らがイタリアン好きの僕のために用意してくれた店は、
場所は新横浜でした。
僕はブラッドオレンジジュース、他はみなシャンパンで乾杯。
乾杯の前に一人一人から謝意を表され、
ひとしきり今までのすべてに感謝を述べてから、
顔合わせの後すぐに力合わせをするから、
この仲間は心合わせがあったからこそ、
かなり堅めの職場にあって、
予想もしなかったドルチェプレートへのサンクスメッセージに、
どうしてもその場で開けてほしい、僕の感性がyesというかを確
心から自分は幸せ者だと思いました。
新横浜を出たのは22時過ぎ。
最後ぐらいは新幹線でとも思いましたが、
いつも通りの帰り道。
奇しくも僕と同じ花束ケースを持ったサラリーマンと電車で遭遇。
多分僕と同じ定年組なのでしょう。
家のドアをあけるとbabarinaが「お帰りなさい。そしてお疲れさまでした」
サラリーマン人生のひとつの、そして大きな節目が過ぎ去った日でした。
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