Mr晴れ男
絶品朝食もほぼ海鮮
新潟月岡温泉の華鳳、泉慶の板前さん総動員のその場で刺身は作るわ餅もつくわの朝食も凄かったですし、行く度に毎年レベルアップする古窯の朝食もご立派です。
しかし、じゃあどこの朝食が一番?と尋ねられたら僕は銀水壮を指名したいです。
一品一品の手間のかけ方、一ひねりが銀水壮は一枚上のような気がするのです。
銀水壮のビュッフェスタイルの朝食で気を付けることは一品一品をすべて一口サイズにすること。
美味しそうだからといって盛を多くするのは得策ではありません。
何しろどれを食べても美味しいのですから多くの味を楽しんだほうがいいです。
鮪、烏賊とオクラ、胡瓜の浅漬け、山椒縮緬雑魚、鯵の開き、出汁薪卵と土佐酢の大根おろし、魚のあら煮、金目鯛の味噌焼き、岩海苔の佃煮、烏賊の塩辛、シラスおろし、豚の角煮、蒸し野菜のオリーブオイルかけ、焼きベーコン、ふわとろスクランブルエッグ、烏賊の柔らか煮。。。
今回もお昼ご飯が入らないほど沢山ご馳走になりました、どれもこれも本当に美味しかったです。
ご馳走様でした。そして有難うございました。
この旅館のスタッフ教育はとても素晴らしく、先ず基本となる笑顔が皆さんとても自然です。
相手が恥ずかしいと思うような仰々しさはありませんが、スタッフ皆さんから歓迎されます。
そしてロビーであろうが廊下であろうがすれ違うと視線を合わせて軽い笑顔で会釈をしてくれます。
自撮りをしていると誰かがすぐに駆け寄ってきてお撮りしましょうかと声をかけてくれます。
旅館業繁盛の基礎はまずもってホスピタリティ、そう、お・も・て・な・しであることを再認識させてくれます。
そのホスピタリティ、お・も・て・な・しの極みの一つが帰路につく際、車に乗ってからやってくれる車の窓ガラス拭きでしょう。
一人はフロントガラスを水をつけたブラシで洗い流してから拭き、もう一人はサイドとバックを拭いてくれます。
そしてふと横を見ると助手席のフロントガラスには交通安全祈願の折り鶴が下げられています。
もうダメ押しですね、手を振って見送る人に、思わず車の窓を開けて、
「こちらこそお世話になりました、有難うございます。必ずまた来ます」と言っちゃいます(笑)
知らなかったのですが稲取温泉では曜日限定で朝市が催されてるようです。
あいにく宿泊翌日は指定曜日外で朝市はなかったのですが、どうも朝市会場では毎日地場の産品を販売している模様。
こらっしぇという一見フランス語のような響きの店名です。どういう意味なんでしょうね。
やっぱり干物
次なる予定地は伊豆オレンジセンター。 そこに向かって車を走らせているとちょとよさげな干物屋さん発見。
覗いてみると大正解の干物工場併設の店。店頭ではまさに今日干しの真っ最中の鯵があります。
店内は名産品の金目鯛の干物をはじめ多くの干物類、それに塩辛と佃煮が豊富でした。
押しつけがましくなく試食を持ってきてくれます。その感じの良さに心動いて大好きな鯵の開きを購入。
折角なので冷凍ではなく店頭で干していたものを持って帰りました。
あと少し日干しすると旨味が強くなりますのアドバイスに従って自宅に戻ってからも干しました。
予定に入っていた伊豆オレンジセンター。
ここで外せないのが搾りたてのオレンジジュース。なんと一杯飲むと三年長生きのウルトラ生ジュースのコピーが!
ここまで大胆になるとジャロに訴える前に笑いが出ちゃいます。
僕は名物のオレンジジュースを注文しましたがbabarinaのオーダーはブルベリージュース。
名物のニューサマーオレンジではなかったみたいですが、一般的なオレンジジュースよりも軽い酸味で独特の甘みが際立つ美味しいものでした。
驚きのバラ園
オレンジセンターのあとは三嶋大社を参拝する予定だったのですが、河津でバガテル公園の表示を見つけました。
何か楽しそうなので予定を変更してその公園へ。
広い駐車場には僕達だけで不安になりましたが、行ってみるとまあ素敵!
パリのバガテル公園をお手本にした薔薇園のようでした。春と秋が見頃のバラは今はオフシーズン。だからの空の駐車場だったんですね。
エントランスにバラ満開時のパネルが飾られていましたが、その咲き誇る優美な姿はお見事!天晴の一言です。
エントランス右手に無料で鑑賞できる食用薔薇のハウスがありました。
薔薇にもエディブルフラワーの品種があるんですね。
ハウスの中は優雅な薔薇の香で満たされていて、それだけでも気分が高揚するのに、追い打ちをかける薔薇の花の綺麗な色と形。
薔薇作りを趣味にしている知り合いからもさんざん話を聞いてますので、自分でも作ってみたい気持ちはありますが、いかんせん地植えじゃないと。。。
でも僕の記憶が確かなら俳優の高橋英樹さんの趣味の一つが薔薇造りで、ご一家はマンション住まい。
そしてマンションについているルーバルで薔薇を育てていたはず。。。
ルーバルは理由にならないですね(笑)
薔薇園前の広場もとても素敵です。
建物にエクステリア、ガーデンファニチャーの雰囲気がまるでパリ。
流れてるサウンドもシャンソンか、シャンソン風でいやがおうにも気分はパリ!になっちゃいます。
スタッフの人に訪ねてみたら今は1割程度の状態で満開見頃は10月末から11月頭だそうです。
マリーアントワネットの小径となずけられた道を過ぎると蔦の絡まる重厚な建物と大きな池が。
なんとなくその昔、自分がまだまだ幼かった頃、どこかで見たような光景に思わず足が止まりました。
古びた木造の建物は時が止まったような表情で、そばの池でゆったりと泳ぐ鯉だけが時間が流れてることを教えてくれてるようでした。
遠い昔、どこかで見たような光景した。
予定にはなかったバガテル公園。
しかし二人ともこの公園にはまってしまいました(笑)
先ずもって雰囲気が最高です。
オフシーズンということもあり二人っきり。そんな中素敵な点在する建物を見ていると秋のすがすがしい風に乗ってシャンソンが流れてきて、ここは本当に日本?と感じるような異国情緒に満たされていました。
そしてこのゆったりとした時間。
プライベートで還暦を過ぎ仕事でも嘱託になり、それまでの常にアクアセルべた踏みのフルパワーの生活から、仕事もプライベートも腹八分目になった今、このゆるい時間の流れが肌に合います。
出来れば今年の秋、それが叶わなかったら来年の春に満開の薔薇を楽しみに来るぞと誓った次第です。
偶然発見!孤独のグルメ
何度も訪れてる伊豆ですが河津の桜と河津七滝はまだ見たことがありません。
河津のバガテル公園から三嶋大社に向かう途中、名所の一つ河津七滝ループ橋の入り口手前で「河津七滝」の看板を発見し右折して行ってみることに。
七滝をすべて観るのはややヘビーなので、車中からみれる滝を探して車を流してみましたが道からみれそうな滝は見当たりません。
河津七滝温泉の街並みを見ながら七滝を楽しんだで終わりにしようとしていた時、わさび圓の看板が。
本わさびを買いそびれていたので即立ち寄りました。
店内に入って驚愕!なんとこの店「孤独のグルメ」でわさび丼を供した店じゃないですか!
店にはその時の写真にポスター、それとこれまでに訪れた有名人著名人の色紙がこれでもかというほど張られていました。
シンプル?な店内でお客様が椅子に座って待っていたのは間違いなくわさび丼でしょう。
しかし。。。
さっき朝ご飯を食べすぎといわんばかりに楽しんだばかりで、液体以外は喉を通りそうにありません。
そこで新鮮な生わさびを手に入れて、わさび丼は自宅でのお楽しみとしました。
ハマりました、生わさび
浄蓮の滝をチラ見しながらわさびソフトでも、と思いここでもパーク。
滝つぼまで降りるという荒業はbabarinaには無理。ということで遠めに滝を見て、伊豆の踊り子の銅像の前で記念写真。
事のついでに?浄蓮の滝の石碑の前でもパシャリ。
そしてわさびソフトと思ったのですが、わさびアイスもあり。
しかもこのアイス、意表を突くトッピングに生わさびの擦りおろしに、どこぞの藻塩もOKとのことでアイスに変更。
この変更が大当たり!
わさびソフトの全体的にわさびが香るわさび風味ではなく、アイスの場合練りこまれたアイスにも風味はありますが、わさびトッピングがタイムリーヒット。
わさび風味のやや固形感のあるアイスが口の中の温度で溶け出すと、急激な味変が起きてわさびのつーんとした刺激と辛みがピンポイントで襲い、その後アイスと一緒になってマイルドハードなわさびアイス味へ。
さらにこれに藻塩をかけると塩味→甘み→わさびの風味→わさびの刺激→わさびの刺激とアイスの甘みという七変化を堪能できます。
これにはまりました(笑)
画像右は旅行後の或る日の自宅での夕食です。
この日のメニューは鯛をさばいて刺身とおすまし、そして鮪中トロの切り落としですが、主役を超えそうな脇役が真ん中に鎮座する伊豆の生わさび。
わさびが美味しいと刺身の美味しさも倍増しますね。
これ以外にわさび丼にわさび茶漬け、そして勿論わさびトッピングのバニラアイスも楽しみました。
これから旅先で生わさびを見つけたら、もれなく購入でしょう(笑)
実はこの日の予定は三島大社参拝の後に熱海のアカオ ハーブ&ローズガーデン。
しかし「わさび」と戯れすぎてしまい予定を変更せざるを得なくなりました。中伊豆近辺で時間調整するなら大好きな修禅寺の竹林でしょう!と修善寺に向かってドライブ。
修禅寺ではいつもの駐車場に車を入れて、いつもの橋を渡り、足湯を楽しんでる人を見ながら源楽で饅頭を食べて、わさび椎茸を購入する。。。
これが僕の修禅寺で外せない楽しみ方の一つです。
そしても一つの楽しみは竹林、そしてこっちが本命。
川のせせらぎと朱赤の橋、趣のある建物、そして竹林が修禅寺。
京都の竹林ほどの規模はありませんが、川のせせらぎを聞きながら竹林を楽しめる贅沢が味わえます。
竹林からこぼれる木漏れ日は、雑木林のそれとは一線を画す、柔らかくもどこか凛とした光です。
風に微かに揺れる竹林の動きにも、どこか整然としたものを感じます。
竹林が大好きな僕にとって修禅寺は伊豆の中でもまた少し特別な場所かもしれません。
ディンチ?は、うに清
朝ご飯を兼ねたお昼ご飯がブランチなら、お昼ご飯を兼ねた晩御飯はランナー?!それともディンチ?!(笑)
何しろ銀水荘での美味しすぎる朝食での腹十二分目を想定して、うに清での予約時刻を15時にしてました。
晩御飯を兼ねた遅めの昼食のディンチとして(笑)
なにせここうに清の食事もかなりパンチが利いていますので。
ろくやのように十数種類の魚の刺身に驚かされるようなことは、ここうに清ではありません。
白身魚に伊勢海老、鮑、サザエ(実はこのサザエの刺身が絶品!)、鯵に雲丹の六種類ですが、鮮度ではうに清にはかないません、なんといってもいけす料理の店ですから。
白身魚は真鯛かヒラメですが、今回も食べようと思うと鯛が口をパクつかせて痙攣する、伊勢海老も最後のあがきの様に髭を揺らすと微かな罪悪感を感じなら、美味しくいただきます。
(魚のお命と魚を捕ってくれた人と料理を作ってくれた人の思いを)いただきます。
船盛だけでもお腹いっぱいなのに、サザエのつぼ焼きが二つに、えぼ鯛の塩焼きに車海老の鬼がら焼き。
そして船盛に出てた伊勢海老の頭を使った味噌汁と香の物にご飯です。
海鮮類魚介類大好きですが、さすがに多すぎ。
でも新鮮で美味しいから結局食べれちゃうんですけどね(笑)
麦とろ童子でのとろろ飯に銀水壮の夕食と朝食、それにうに清での生けす料理と常に食べすぎ、満腹状態が続いた二日間。
体重計に乗るのが怖い。
伊豆土産で外せない桜えびの舞も手に入れ、今回はちょっと贅沢麦とろ童子、銀水荘、うに清のお気に入りゴールデントライアングルコースを堪能しました。
今年から嘱託になったからセーブしないとと言いながら、すでに箱根、山形、伊豆と去年までと変わらない三ヶ月に一度のペースで旅行を楽しんでます。
人間なかなか身についたペースを変えることは難しいものですね。
でも、お互いに大病を乗り越えて今があります。
人生午後4時を過ぎたら、あまり自らに何かを課す「○○しなければいけない」を少なくして、「○○でありたい」ぐらいの感覚で生きていくほうがいいような気がします。
森羅万象 諸行無常 そして、なるようになる。
イタリアンとプラネタリウム
初秋 海鮮三昧 伊豆の旅 Ⅱ
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