令和元年 ゆく年の料理三昧
僕の勤務先は夏季と年末年始の休暇が長いのが取り柄で特徴なので、今年もクリスマスの25日から年末休暇になりました。そこで家族旅行の前日の夜に我が家に集まった娘達の晩御飯でイタリアンを作りました。
この前のブログにも書きましたがゴルゴンゾーラのリガトーニ、蛸のアヒージョ、カニカマとプロシュートのサラダです。
年末の家族旅行から帰ってきた29日の夕飯で鯵の干物と肉豆腐です。
肉豆腐の作り方には一手間加えます。ベースを醤油、味醂、酒、砂糖と出汁で作ります。この汁に豆腐と牛肉を入れて煮込むのではなく、肉はすき焼きを作るのと同じ手順で焼き、それを汁に入れて木綿豆腐とともに弱火でじっくり煮込んでいきます。
こうすると肉の風味が良くなり、しかも柔らかくなります。
30日の朝はお粥です。
年末の家族旅行で手に入れた巨大大根を一つは柚子の浅漬けにして、もう一品は出汁で煮込んでパスタでも使ったカルディーのいぶりがっこのタルタルソースをトッピングしたものです。
柚子の浅漬けはbabarinaからも最高評価をいただきました。
晦日のお昼は大好きなラーメン。今回は札幌の名店すみれの醤油をイトーヨーカドーで手にれたものです。
作り方はレシピとは違い、豚の挽肉をラードで炒めて砂糖、味醂、酒、醤油で味付けをしてから水を加え、付属のスープを足してから最後にお酒を加えて仕上げています。
チャーシューはお歳暮でいただいた伊藤ハムのもの、ネギは辛味が抑えられる白髪ねぎにしました。
平成元年の晩御飯もあと二日、の一晩目はjijottyも戻ってきたのでお歳暮で頂戴した米沢牛の焼肉です。
ただ肉は並べただけ、野菜も切って並べただけのものを料理と呼ぶのは個人的には少し抵抗があります。タレも叙々苑のものを高島屋で手にれたものですし、キムチも市販品。
唯一柚子の浅漬けだけが僕の手作りです。
でも、米沢牛は美味しかったです。ちょっと脂多めのカルビかな?と思ったのですが、何せ脂が全然しつこくなくあっさりしていて美味しかったです。〇〇さん、美味しいお歳暮を有り難うございました。
平成元年最後の日の朝ごはんは、年末の家族旅行で行った館山のまるい鮮魚店で手に入れてきた鯵の味醂干し。
焼き過ぎないでねと何度も教えられたので魚焼き機の自動ではなく目視でやりました。
味醂味の干物ではなく鯵の味に風味として味醂を使ったような、魚本来の味が楽しめる味醂干しでとても美味しかったです。
卵焼きは白だしと砂糖、蜂蜜と水を加えて出汁巻き風になっています。お味噌汁の具材はキャベツです。
イタリアン好きのjijottyのためにお昼はイタリアンにしました。
パスタはサーモンとゴルゴンゾーラのクリームスパゲッティーニ。生クリームとゴルゴンゾーラの塩加減に生サーモンはよく合います。
サラダは久々に作ったカプレーゼ。トマト、バジル、モッツアレラにオリーブオイルと塩、胡椒をかけただけなのに何故あんなに美味しんでしょう。
大晦日の晩御飯は、これもお歳暮でいただいたハンス・ホールベックの美味しいウインナーを使ったウインナー料理。
一つ目は鉄のフライパンで焼く焼きウインナー。ソースはjijottyのオーダーの素のマスタードとケチャップ。それと僕の好みのハニーマスタードとからしマヨネーズとわさび醤油の五種類です。
もう一品はウインナーの出汁と野菜の甘さが奏でる優しい味のポトフ。
使った野菜はジャガイモと人参、玉ねぎと一度湯がいて作った具のないロールキャベツです。
〇〇さん、美味しいウインナーを今年も有り難うございます。
大晦日の22時には年越しそば。
蕎麦は年末の家族旅行で訪れたローズマリー公園のはなまる市場で手に入れた手打ちそば。出汁は大好きな銀座長寿庵の鴨せいろつゆです。
大きな海老の天ぷらは近くのスーパーで手配しました。
やはり年の瀬は年越しそばですね。
令和二年 きた年の料理三昧
新年を迎えた元日の朝はみんな遅い朝。
ブランチで作ったのは澄んだお汁でいただくきつねうどん。お揚げも出し汁に砂糖、味醂、酒、少しの醤油で甘めに味付け。
うどんは我が家の定番 腰の強いカトキチ、現テーブルマークの冷凍うどんです。
今年も良い年でありますように。
お正月の晩御飯です。
正直ここまできっちり作るつもりはなかったのですが、なぜかクッキングマインドが急上昇。
冷蔵庫にある食材で2時間半かけておせち風?!の料理を作りました。
赤海老はお刺身は無理というjijottyのために半分を酒蒸しに、半分をお刺身しました。海老の頭はよく掃除してから180度の油で9分間揚げて素揚げにして塩をふり煎餅にしました。
海老の刺身は本鮪の柵の刺身、冷凍してあった烏賊の一夜干しを焼いたものと一緒にお造りに。
お吸い物は自身の一品。具材は軽く塩を振って焼いた鱈で、汁には舞茸の香りと柚子の香が移ってます。色あしらいで水菜を添えました。
みかんを半分にして身を取り出し、その身と柚子の浅漬けの千切りを合わせて膾っぽいものを作りました。
みかんの皮は器にしていくらを盛り付け。黒豆は市販品です。
海老の酒蒸しは海老煎餅と合わせて一皿とし、厚切りベーコンの前面をよく焼いていぶりがっこのタルタルソースをトッピングしました。
ただ忘れ物が一つ。。。
大きな数の子の入った松前漬けを出すのを忘れてました。
2日の朝ごはんは親子丼にしました。
鶏肉は決して好きな食材ではない方ですが、味醂多めのプロのレシピで作った親子丼がことのほか美味しく、掃除をきっちりした鶏肉もとても柔らかく、jijottyが親子丼好きとのことでのメニューでした。
三つ葉があれば良かったのですが水菜で代行、彩と味のアクセントでいくらを添えて正月気分を盛り上げました。
お味噌汁は白菜と油揚げです。
お昼は得意のイタリアンなランチです。
初めて作ったのがラフランスとゴルゴンゾーラのリゾット。米に果物?!この発想は米は野菜扱いのイタリアでは普通でしょう。ゴルゴンゾーラには蜂蜜のベストマッチを知っていると、蜂蜜の代わりにラフランスは納得の組み合わせです。
出来たリゾットはほぼイメージ通りで濃いのにあっさり。babarina、jijottyからも高評価をいただき晴れて僕のメニューの殿堂入りです。
年末の家族旅行で買ってきたあんぽ柿はマスカルポーネと生ハムでインボルチーニにして、定番で安心の美味しさを楽しみました。
二日目の晩御飯は鍋。
鰤のアラと鱈、柚子の皮をいれた鶏つみれの寄せ鍋です。
大根は事前に出汁で煮込んだものを寄せ鍋に具材として入れます。鶏つみれは白菜と水菜を入れる前に入れ煮過ぎない程度で固くなり過ぎないようにします。
具材が多かったので予定していたシメは止めました。
早いものでもう三日。
この日の朝ごはんはゆっくり寝てるjijottyの分は後にして、夫婦二人分を作りました。
メニューは昨夜のシメの予定だったうどん。
いい出汁の寄せ鍋のつゆをベースにした腰の強い讃岐うどんには、澄んだスープを活かすため別鍋で作った卵とじをトッピングしました。
今日のお昼を食べ終えると帰ってしまうjijotty、そんな彼女へのランチは勿論イタリアン 。
パスタはポモドーロ、もう数え切れないほど作ってきたトマトソース。白雪のようなパルミジャーノレッジャーノの摩り下ろしを山盛りにしました。
冷蔵庫に熟れ過ぎになりかけのトマトとマスカルポーネが半分。そこでアイデアメニュー。
トマトを一口大にカットして、レモンの絞り汁と蜂蜜を混ぜてマスカルポーネを加えて混ぜ合わせ、塩とブラックペッパーを掛け器に盛り、最後に蜂蜜をひと回し。
なかなかいけますよ。
jijottyが帰りいつもの夫婦二人になった晩御飯は豚の生姜焼きと少々野菜濃度が低くなっていたので大盛りのイタリアンサラダです。
久々に作る生姜焼は、主体の生姜に少々のニンニク、醤油、味醂、酒、砂糖と出し汁、それに摩り下ろしリンゴで甘みを加えました。
イタリアンサラダのドレッシングはニューサマーオレンジのジャムベースの甘いもの、これが生ハムと削ったパルミジャーノとの相性がいいんです。
アンコールに応えて作った柚子大根といただき物のいぶりがっこもあります。
年末年始休暇も残り少なくなった4日の朝ごはんは蕎麦がきです。
過去に二度蕎麦打ちを体験しましたが、その難しさにどうしてもその先に進めなかったのですが、長野県出身の友人から蕎麦がきの作り方を教わってから時々作ります。
今回は韃靼蕎麦粉だったので強い蕎麦の風味はなかったですが僕もbabarinaも好物です。
巨大大根の最後の煮物も一緒しました。
お昼は炒飯とキンカンの甘露煮です。
炒飯は、これもお歳暮の頂き物の伊藤ハムの味付け炒飯を存分に使った少しリッチな一皿。
キンカンですが、当初はお気に入りのイタリアンで体験したキンカンソースを作りたくて旅先で手に入れたのですが、残りの休み中にステーキを作る予定がなく、ネットで調べて初めてキンカンの甘露煮を作ってみました。
これがことのほか口に合いbabarinaもかなりの高評価で美味しかったです。
うまくいったポイントはネットのレシピよりも砂糖の量を25%ほど少なくして蜂蜜を加えたことかな?
この時期の定番になりそうです。
夜は秋田県の知り合いが送ってくれたハタハタ。この魚はとても淡白なのですが逆にそれがあっさりとした美味しさです。
魚は焼いただけなのであまり料理をしたという意識がないのですが、汁物はきっちり手間をかけた豚汁です。
具材は人参、ジャガイモ、サツマイモ、玉ねぎ、木綿豆腐に豚肉です。
僕の作る豚汁は野菜の具材を一度多めのバターで焼きます。野菜の一部にうっすら焼き目がつきだしてから豚肉の細切れを入れてさらに焼いて肉の色が変わったら酒を加えて具材を蒸します。
その後水を加えて煮込んでいきます。
バターと味噌は合いますからバターが程良いコクを出してくれます。
日曜日の朝は焼き鮭をほぐしたものと頂いたいぶりがっこのみじん切りを、バターとともにご飯に混ぜた混ぜご飯です。
汁物は昨夜の残りの豚汁、それとキンカンの甘露煮を添えました。
お昼はラーメンで僕が一番好きで得意な純連の味噌味です。
ちなみに純連の生ラーメンはヨーカドーで売ってる弟さんの店「すみれ」のものと、お兄さんの「純蓮(じゅんれん)」ブランドで札幌の菊水がスーパーで販売しているものがあり、僕は「純蓮」派です。
豚バラをミンチにしてラードで火を通し出汁をとって、ピーナツバターを加えてコクを出したお店の味に限りなく近い自信作。
babarinaも絶賛で定期的に食べたくなります。
夜はまたまたイタリアン(笑)
年末旅行で手に入れたバターナッツ中心にリーフレタス、白菜を入れて作った野菜のズッパにリガトーニを加えたズッパ。
もう一品は熟成サツマイモにゴルゴンゾーラのソースをかけたもの。
ゴルゴンゾーラにはハニーがぴったり!ですが熟成のサツマイモの甘さは蜂蜜を必要としないようでした。
長く短い年末年始も最終日。
この日の朝食は我が家としてはとても珍しくパン。
というのも正月のTV特番?で、PASCOの超熟のベストな食べ方を放送していたのをみて即コピー(笑)
ポイントは切れ込みとバターを塗って焼くこと、そして追いバターでした。
スープは昨晩の野菜のズッパ。多めの生クリームで少々味変えです。
晩御飯は本格的なトマトソースを使ったオムライス。
数日前のお昼に出したポモドーロを冷蔵しておいたものに、しっかり炒めた玉ねぎでアマトリチャーナ風にして甘みを加えました。
トッピングの卵のオムレツはなかなかフワトロにはいきませんが、まずは及第点かな。。。
サラダはグリル野菜に昨晩のゴルゴンゾーラソースをかけたもの。
野菜類は人と通すと甘みが増して、ゴルゴンゾーラの塩加減と相性がいいですね。
今風にいうなら、ていねいな暮らし。。。
でもそうじゃない、それは僕らしい暮らし。名付けるなら「一手間生活」
一手間加えることで美味しくなるなら、一手間かけることで見た目が綺麗になるなら、一手間考えることで雰囲気が良くなるなら、それの方がいい!と僕のハートがうなずく。それを形にしてる生活です。
自分にとって好きな味、好みの盛り付け、居心地のいい空間、染みてる音楽、物語を感じるポスター。。。
好きなものに包まれて、そしてそれを大切にする生活が僕らしい、自分らしい生活。
そこに理屈はない、合理も必要としない。
自分の感性が、ハートが向いてる方向に素直に体を合わせてるだけ。
まあ、これも今風にいえば、かなり女子力高いオヤジ(笑)
これからもずっと変わることのない生き方。
新年 初笑い
2019 年末の家族旅行
コメントをお書きください